コロナ禍の2年間 東京の海辺を訪れた人々の記録 1952年、東京・深川生まれの写真家・大西みつぐさん。「チャキチャキっていうか、下町の典型みたいなところ」で育った。そんな大西さんは長年、東京・葛西臨海公園にやってくる人々を写してきた。ところがコロナ禍で人の姿が消えると、風景も精彩を失った。「見慣れた場所で撮ることが楽しいというより、むしろ苦しい」。つらい気持ちを引きずりながら東京の海辺を歩き、風景と人を写しとった記録。 NEWCOASTアサヒカメラエプサイト写真展大西みつぐ 9/16
米倉昭仁 産業廃棄物と建設残土の山に隠された「自然の本質」を撮る写真家・齊藤小弥太 目の前にあるのは、数十年にわたって建設残土や産業廃棄物が積み上げられてできた高さ30メートルほどの小山。長年の時をへて、山は緑に覆われている。 Physisアサヒカメラエプサイト写真家写真展齊藤小弥太 1/28
ゴミの山を覆う雑木林を幻想的に写し出した作品 長年にわたり、建設残土と産業廃棄物が積み上げられてできた小山。それを覆った緑は、人間の意思とは関係なく、湧き出るように生まれた自然でもあります。写真家・齊藤小弥太さんはそこに自然の本質を見つけ、とても感動したそうです。ゴミの山の自然を漠然としたイメージで写しとった齋藤さんの作品を紹介します。 Physisアサヒカメラエプサイト写真展齊藤小弥太 1/28
和歌山の街に注ぐ紀ノ川のほとりに写る祖父の姿 写真家・森田剛史さんが京都から和歌山に引っ越してきたのは小学生のとき。やがて、ここで暮らす祖父と出会い、10年以上、祖父の姿を紀ノ川のほとりで写してきました。かつては「故郷だけど、故郷じゃない」と感じていた和歌山。「でも、この川で遊んだ記憶もいっぱいあるし、祖父から話を聞いたこともあって、いまではほんとうに故郷だと思えるようになりました」(森田さん)。 H21.09.09-紀ノ川アサヒカメラエプサイト写真展森田剛史 12/9
米倉昭仁 作品は「自分の内臓みたいなもの」 気鋭の女性写真家・山口梓沙が表現する「断片」の連なり 写真家・山口梓沙さんの作品展「I KNOW IT’S REAL, I CAN FEEL IT.」が11月12日から東京・丸の内のエプサイトギャラリーで開催される。山口さんに聞いた。 I CAN FEEL ITI KNOW IT'S REALアサヒカメラエプサイト写真家写真展山口梓沙 11/11
「共感できる」誰もが一度は目にしたことがあるような風景 写真家・山口梓沙さんが写しとったのは「東京の生活圏内にある身近なもの」。枯れた植物や水、同世代の女友だち。そこに繰り返し現れる「祖父の風景」。山口さんの生活のにおいや感情が伝わってくる作品を紹介します。 アサヒカメラエプサイト写真家写真展山口梓沙 11/11
米倉昭仁 「世界自然遺産」登録が決まった奄美、沖縄の鮮やかな自然風景 写真家・三好和義 写真家・三好和義さんの作品展「世界の楽園・奄美 沖縄」が10月1日から東京・丸の内のエプサイトギャラリーで開催される。三好さんに聞いた。 アサヒカメラエプサイト三好和義写真家写真展奄美楽園沖縄 9/30
米倉昭仁 写真家・王華 ピンホールカメラで表現した現代社会へのアンチテーゼ 写真家・王華さんの作品展「Box of Dreams」が3月4日から東京・丸の内のエプサイトギャラリーで開催される。王さんに聞いた。 アサヒカメラエプサイト写真展王華 3/2
米倉昭仁 目指すは「令和の伊能忠敬」 各地の海辺を訪ねて写した日本の風土 写真家・岡嶋和幸さんの作品展「海のほとり」が10月2日から東京・丸の内のエプサイトギャラリーで開催される。岡嶋さんに聞いた。 アサヒカメラエプサイトスナップ写真展 10/1