

三和直樹
プロフィール
三和直樹/1979年生まれ。大阪府出身。スポーツ紙記者として、主にサッカー(G大阪、C大阪など)を担当。プロ野球やラグビー、マラソンなども取材した。野球専門誌の編集兼ライターとして活動後、現在はフリーランスとして執筆を続ける。近鉄バファローズ&スペイン代表ファン。シニアサッカーでFW&CBとしてプレー中。
三和直樹の記事一覧





来季のJリーグ「ブレイク」するのは? 飛躍を期待したい6選手、J2からの“殴り込み”も
ヴィッセル神戸の初優勝で幕を閉じた2023年のJ1リーグ。得点王&MVPに選ばれた大迫勇也(神戸)を筆頭に、武藤嘉紀、山口蛍、酒井高徳(いずれも神戸)、西川周作(浦和)らベテラン勢がベストイレブンに選ばれた。一方で、ベストイレブンに入った伊藤敦樹(浦和)、毎熊晟矢(C大阪)、そしてベストヤング賞の三戸舜介(新潟)だけでなく、伊藤涼太郎(新潟→シントトロイデン)、佐々木大樹(神戸)、佐野海舟(鹿島)、大橋祐紀(湘南)など新たにブレイクした選手も多く現れた。では来季、“2024年のブレイク候補”は誰なのか。その香りを漂わせる選手たちはいるのか。





強さ際立つ森保ジャパン、“新しい景色”へ向け手ごたえ 「過去最強」を目指す中で課題は
サッカー日本代表“森保ジャパン”の勢いが止まらない。10月13日、新潟でカナダ代表を4-1で粉砕し、国際Aマッチ5連勝を達成。その5試合で計22得点というのだから、いつの時代も指摘され続けてきた「決定力不足」が嘘のような快進撃だ。 内容も称賛に値する。ベスト16で敗れたカタールW杯の後、名波浩、前田遼一両氏を新コーチに迎えて2023年にスタートした第2次政権。最初の3月シリーズは、ウルグイ(△1-1)、コロンビア(●0-1)と偽サイドバック戦術が機能せずにぎこちなさが大いに目についたが、6月シリーズでエルサルバドル(○6-0)、ペルー(○4-1)と大勝して自信を回復させると、欧州で行われた9月シリーズで大国ドイツ(○4-1)を下し、難敵トルコ(○4-2)も一蹴。そして、その“強さ”が偽物ではなかったことを、今回のカナダ戦でも証明した。 ベストメンバーではなかった。三笘薫が辞退し、鎌田大地、堂安律も不選出。コンディション面に不安を抱える選手も多く、カナダ戦は1.5軍とも言えた。だが、それでも強かった。前線からの激しいプレッシングと奪ってからの素早い攻撃が意思統一された中、伊東純也が相変わらずの破壊力を示し、負傷交代が心配ではあるが中村敬斗も決定力の高さ披露。久々の代表復帰となった南野拓実もゴールこそなかったが攻撃を活性化させた。