安倍派への当て付け? 二階派の武田良太元総務相が岸田首相の意向無視でパーティーを開くわけ 政治資金パーティーの裏金問題で揺れる岸田政権、自民党、安倍派。このままいくと、リクルートやロッキード事件に匹敵するとの見方も出ているこの時期、パーティーを強行開催する議員もいる。安倍派に対する当てつけか、岸田首相への反発か。今、自民党内では、この先を見据えた様々な思惑と戦略が渦巻いている。人事、衆院解散、支持率……。今後、東京地検特捜部の捜査も本格化していくなかで、岸田首相の考えはいかに。 政治資金パーティーキックバック安倍派 12/13
「10万円程度だけど……」検察捜査におびえる安倍派議員が語った 気になる“5人衆”の今後は 自民党の最大派閥、清和政策研究会(安倍派)の政治資金パーティーによる裏金作りの疑惑で、同派の松野博一官房長官が直近5年間で派閥から1千万円を超える裏金のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあると報じられた。東京地検特捜部による関係者への聴取も進んでおり、安倍派議員の秘書らに話を聞くと、危機感が広がっているという。13日には臨時国会が終了する。特捜部はその後、議員本人からも事情を聴く方針だ。検察はどのクラスの議員までの立件を視野に入れているのか。 松野博一安倍派キックバック 12/8
ビッグモーターの“洗脳”は他人事ではない 会社の価値観が「当たり前」になる危険 自動車保険金水増し請求、街路樹に除草剤をまく……。不祥事が次々と明らかになった中古車販売大手ビッグモーター(BM)。社員たちはコンプライアンスを無視し、利益重視を優先する企業文化に染まっていった。これはBMに限ったことではない。常識を外れた「企業の論理」に流されないためにできることは。AERA 2023年12月11日号より。 ビッグモーター集団心理 12/8
安倍政権当時の“切れ者”事務次官が裁判で答えに詰まった場面とは 「表に出しにくい話でも?」 安倍政権の意向だったのかーー。2020年に「官邸の守護神」と呼ばれた東京高検検事長の黒川弘務氏の定年延長が閣議決定されたことをめぐり、国に関連文書の開示を求めた裁判。法解釈の変更を主導したと言われる当時の法務事務次官の証人尋問が12月1日にあった。切れ者で知られる人物だが、質問に対する答えに窮する場面が目立った。彼を知る人物は「信じられない」と驚いた。 黒川弘務官邸の守護神 12/7
ビッグモーター「世間の常識なんやそれ」で数字を追求 元社員が語る「集団心理」のワナ 保険金の不正請求などの不祥事が次々と明らかになったビッグモーター。社員らが不正に手を染めてしまった背景には、ある集団心理が働いていた可能性があるという。AERA 2023年12月11日号より。 ビッグモーター集団心理 12/7
宝塚の現役劇団員が語った劇団幹部への不信感 「経営面の心配ばかりで当事者意識がない」 宝塚歌劇団の劇団員のAさんが今年9月に死亡し、公演を中止していた宝塚大劇場(兵庫県)が、12月1日から再開した。ただ、公表された「調査報告書」の調査方法や内容についての信頼性に疑義が示され、「いじめ、パワハラは確認できなかった」と主張する劇団側に対する遺族側の不信感は根強い。現役の劇団員が口を開き、「弁護士をはじめ、劇団は悪くないという結論ありきのような……」などと語った。 宝塚 12/5
「“裏金”作っておかないと派閥まわせない」 自民党パー券収入不記載問題で岸田首相の事情聴取は 自民党の5派閥の政治団体が資金集めのパーティー収入計約4千万円を政治資金収支報告書に記載していなかった問題は、どこまで“闇”が明らかになるのか。政治資金規正法違反の疑いがあるとして告発状が出され、国会でも追及されている岸田文雄首相は、岸田派の「記載漏れ」を認め、他の派閥についても修正する方針と答弁した。しかし現在、東京地検特捜部が自民党の5派閥の担当者らに事情聴取を進めている。 政治資金パーティー 11/30
吉村洋文知事に「反省」の二文字なし 職員ボランティア、ワクチン失敗、パビリオン増額も 大阪府の吉村洋文知事のコメントが批判を集めている。阪神タイガースとオリックスバファローズの優勝パレードでは、クラウドファンディング(CF)や職員ボランティアの動員などで様々な指摘を受けていたが、「CFの反省点は何もない」などと総括。さらに、「大阪発のコロナワクチンを」と吉村知事がPRしていた製薬ベンチャーがワクチン開発を断念し、国の助成金の一部を返還することになったが、これについても反省点は聞こえてこない。ほんとに何も反省はないのだろうか? 吉村洋文 11/28
【独自入手】“エッフェル姉さん”研修は実質3時間 公文書から明らかになったパリでの空白の1日 大炎上した自民党女性局のフランス研修に、局長として参加した松川るい参院議員が、当初から1日しか参加しない予定だったことがAERA dot.が入手した外務省の「公電」という公文書から明らかになった。文書の日程通りであれば、松川氏の研修の時間は、実質3時間しかない。やはり観光の要素が強い研修だったと言わざるをえない。これでは“エッフェル姉さん”の呼び名は受け入れてもらうしかない。 松川るいエッフェル姉さんフランス研修 11/24
宝塚のOGが語った 嫉妬、ねたみ、嫌がらせが日常の世界 「彼女を助けられなくてごめんなさい」 宝塚歌劇団の25歳の劇団員が自死したとみられる問題で、第三者委員会による調査報告書が公表された。11月14日に劇団側が開いた記者会見によると、「パワハラやいじめはなかった」という内容で、木場健之理事長らは「伝統の中で守っていかなければならないものもある」といった話に終始した。こうした会見での説明について、劇団の卒業生がAERAdot.の取材に「それは違う」と声を上げた。 宝塚歌劇団 11/17