実はデメリットだらけの「高校授業料無償化」 日本維新の会による党利党略で「大阪府」が丸もうけ 古賀茂明 3月4日、2025年度当初予算案が、自民党、公明党、日本維新の会の賛成多数により衆議院を通過した。少数与党政権にとって今国会最大の山場を乗り越えたことで、石破茂首相は、とりあえず、ほっと胸を撫で下ろしていることだろう。 高校授業料無償化維新 3/11
今西憲之 「自民と一緒になってどうするんだ」 与党に寄り添い予算案に賛成した維新、内紛で高まる分裂危機 与党の自民党と公明党、野党の日本維新の会の3党幹事長が3月3日に会談し、4日の衆議院本会議で、2025年度の予算案に賛成することで合意した。少数与党の自公にとって、予算案を通すという大きな懸案が解決した。一方、維新内部には不満の声が噴き出ており、分裂の可能性が高まっている。 維新3党合意 3/5
今西憲之 兵庫の「維新県議」情報“漏らし”で浮かび上がる問題 副知事の“不規則発言”拡散させて選挙ゆがめた? 兵庫県の維新県議が、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に情報提供していた問題で、維新は2月26日に県議2人の処分を発表した。斎藤元彦知事らに対する内部告発を調査する県議会の調査特別委員会(百条委員会)の元副委員長で、真偽不明の文書を立花氏に渡していた岸口実県議は最も重い除名処分となったが、非公開と決まっていた委員会の音声を録音してそのデータなどを立花氏に提供した増山誠県議は離党勧告と、甘さを感じさせる処分となった。 維新兵庫県知事選 2/27
今西憲之 兵庫・斎藤知事の再選にも影響した? 維新県議が拡散狙って「二馬力選挙」の立花孝志氏に情報流出 兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)の委員だった兵庫維新の県議2人が、委員会の非公開データや一部の委員を中傷する文書を、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏に提供していたことがわかり、委員を辞職した。提供したのは斎藤元彦知事が失職し、再選を目指していた知事選のさなかで、データは斎藤氏を応援する立花氏によって拡散され、選挙に影響を与えた可能性が高い。 兵庫県維新 2/22
今西憲之 維新3度目の「分裂」の懸念 吉村洋文知事が前言翻して3度目の「大阪都構想」が始動 大阪府の吉村洋文知事が代表を務める地域政党の大阪維新の会が、過去に2度住民投票で否決された「大阪都構想」の再検討を始めた。過去の看板政策を持ち出して維新の党勢低迷を打破したい思いが見えるが、党の分裂を招きかねないと懸念する声も出ている。 維新大阪都構想 12/29
今西憲之 吉村洋文新代表は“不祥事のデパート”の立て直しから? 女性スキャンダル市長、公選法違反容疑…次々噴き出る維新 「代表になったとたんに、スキャンダルじゃなぁ」と、気の毒そうに話すのは、維新の国会議員。日本維新の会は12月1日に代表選を行い、吉村洋文大阪府知事が新代表に就任したが、早々に身内の“女性スキャンダル”対策に追われることとなった。 維新吉村洋文 12/11
今西憲之 維新代表選に吉村大阪知事が立候補 “最後の切り札”使った維新は生き残れるのか 日本維新の会の代表選(11月17日告示、12月1日投開票)に、維新の共同代表である大阪府の吉村洋文知事が立候補することを表明した。“大本命”の出馬表明に、維新内では告示前から「もう吉村知事で決まり」というムードが漂うが、吉村知事は維新にとって“最後の切り札”だった。衆院選に大敗し、切り札を出すことになった維新は、党勢を回復できるのか。 維新吉村洋文 11/14
今西憲之 衆院選敗北で吹き荒れる「馬場おろし」 内紛の維新は3度目の分裂に進むのか 衆院選が終わってトップへの批判がうずまき、“党内政局”で忙しいのは自民党だけではない。議席減となった日本維新の会でも、馬場伸幸代表への批判や「馬場おろし」の声が高まっている。突き上げの声を受けて、維新は10月31日の常任役員会で、代表選を早期に行う手続きに入ることを決めた。 維新馬場伸幸 11/2
今西憲之 維新が地盤の大阪で大苦戦 公明とのガチンコ勝負、比例復活なしの「背水の陣」は吉と出るか? 「自民党、政治とカネの問題、裏金議員だって結局は公認している。クリーンな政治とか言っている公明党も自民党、裏金議員を推薦している」 衆院選維新 10/18
今西憲之 衆院選で逆風の維新 吉村知事がテレビ出演で泉房穂氏に撃沈したのが支持低迷の要因? 「自民党の裏金作る政治、どうやって日本をよくするのか。(議員という)身分を守りたいのでしょう。維新は比例重複を認めず、やっていく」 維新衆院選 10/16
今西憲之 兵庫の斎藤知事だけじゃない! 維新の議員・首長に相次ぐ不祥事 “スパイ”、町有地占有、不同意性交… パワハラや「おねだり」など数々の疑惑が指摘された兵庫県の斎藤元彦知事が県議会の不信任決議を受けて失職することになった。知事選で斎藤知事を推薦し、与党として斎藤県政を支えた維新も批判を浴びている。ただ、斎藤知事にとどまらない。維新の政治家の不祥事が相次いでいる。 維新不祥事 9/27
今西憲之 「選挙ならボロ負けだ」 兵庫・斎藤元彦知事の不信任決議で維新が恐れる議会解散 兵庫県の元県民局長の内部告発は、ついに斎藤元彦知事を追い詰めた。9月19日、兵庫県議会は斎藤知事の不信任決議を全会一致で可決した。 兵庫県斎藤元彦維新 9/19
今西憲之 維新の国会議員が問題発言 兵庫・斎藤知事疑惑の告発は「自民党とつくった怪文書」、元県民局長のプライバシー暴露も パワハラや「おねだり」などの疑惑が噴き出ている兵庫県の斎藤元彦知事。県議会の文書問題調査特別委員会(百条委員会)で斎藤知事らの疑惑について調査が続いているが、そのさなかに維新の国会議員が、調査のもととなった元西播磨県民局長(7月に死去)の内部告発文書について、「自民党とつくった怪文書」だと言い、亡くなった元県民局長のパソコン内にあったプライバシー情報を漏らす発言までしていたことがわかった。 斎藤元彦維新 9/10
今西憲之 吉村知事につくか、馬場代表か 維新の顔2人に亀裂 「3度目の都構想より3度目の分裂の方が早そう」 「一触即発じゃないのかな」 と顔をしかめながら話すのは、日本維新の会の国会議員。 維新吉村知事馬場代表 7/2
今西憲之 「維新? ないないない、絶対ない」石丸伸二氏は記者直撃を笑い飛ばし…維新の都知事選「不戦敗」舞台裏 日本維新の会は6月20日に告示が迫る東京都知事選に、自主投票で臨む方針を12日に発表した。独自候補を擁立できず、不戦敗となる。実は維新は、この決定をする前に、不戦敗を避けようと出馬予定の候補予定者たちに支援を呼び掛けて断られていた。 都知事選維新石丸伸二小池百合子 6/17
今西憲之 石川県の維新支部長「県民割」で政治資金パーティー 全国旅行支援も利用で「考えが甘かった」 能登半島地震の影響を受けた観光業への支援策「北陸応援割」が3月中旬から始まった。思い起こすのは、コロナ禍で国が支援した「全国旅行支援」や「県民割」だが、これを政治資金パーティーに使っていた石川県の維新関係者がいたことが明らかになった。 維新政治資金パーティー県民割 4/9
今西憲之 また維新が…元公設秘書らが党国会議員を“告発” 「陰でパワハラに泣いているスタッフばかり」 自民党の裏金問題で議員への処分について連日大きく報じられているが、問題の多さでは維新も負けてはいない。AERAdot.は2月に維新の地方議員の横領事件などについて記事を配信したが、他にも国会議員のパワハラ疑惑やコロナ禍での「県民割」を利用した政治資金パーティーなどが明らかになった。直近では、日本維新の会共同代表で大阪府知事の吉村洋文氏が、大阪・関西万博に批判的なコメンテーターを“出禁”にするとした発言も物議を醸している。とかく、問題が多い。(「県民割」で政治資金パーティーは後編で) 吉村洋文維新岬麻紀 4/9
今西憲之 大阪万博の遅れは絶対許されない? 工事現場は人手不足と暑さで「長時間働くのは無理」と悲鳴 工事の遅れなどで2025年4月からの開催が不安視される大阪・関西万博。一番の見どころでもある各国・地域のオリジナルのパビリオンだが、大阪府の吉村洋文知事は開幕に間に合わない可能性を危惧し、プレハブの“建て売り案”を検討していると会見で述べた。維新にとっても万博は看板政策なだけに、議員は「何がなんでも成功を!」と鼻息が荒い。果たしてどんなパビリオンに? 大阪・関西万博維新 8/3