

今西憲之
ジャーナリスト
プロフィール
大阪府生まれのジャーナリスト。大阪を拠点に週刊誌や月刊誌の取材を手がける。「週刊朝日」記者歴は30年以上。政治、社会などを中心にジャンルを問わず広くニュースを発信する。
今西憲之の記事一覧






小沢一郎氏「陸山会事件」で逮捕の元秘書が語る 手段を選ばない東京地検特捜部の取り調べとは
自民党の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化したとされる事件で、東京地検特捜部が衆院議員の池田佳隆容疑者と、その政策秘書を政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕した。ただ、注目の安倍派幹部の立件については、「断念」との報道が出始めている一方で、捜査関係者からは「断念したわけではない」との声もある。小沢一郎衆院議員の秘書を長く務め、「陸山会事件」で特捜部に逮捕された経験がある元民主党衆院議員の石川知裕さんは「私のときと同じような事件に思えてならないですね」と話す。「検察は弱いところを突いてくる」という石川さんに、特捜部の取り調べについて聞いた。




吉村洋文知事が絶賛する「5mで1億円」の大阪万博リング 大半は接着剤で貼り合わせた集成材
大阪市の埋め立て地、夢洲で2025年春から開催される大阪・関西万博について、政府は12月19日、会場建設費を中心に計1647億円とする試算を公表した。そして、シンボルとされる大屋根(リング)をめぐっては、万博終了後に「移設」「保存」といった意見が政府や地元・大阪から出始めている。当初は解体され、木材は再利用するという方針だったが、344億円かけて半年で壊すのは「無駄使い」と一斉に批判されたことが影響したとみられる。「特殊な技法」「世界最大級」「レガシー」といった言葉で表現されるリングだが、建設に携わるこの道15年のベテラン職人は「移設して残すような特別なものじゃない」と冷静に語る。