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今西憲之

今西憲之

ジャーナリスト

プロフィール

大阪府生まれのジャーナリスト。大阪を拠点に週刊誌や月刊誌の取材を手がける。「週刊朝日」記者歴は30年以上。政治、社会などを中心にジャンルを問わず広くニュースを発信する。

今西憲之の記事一覧

宝塚の現役劇団員が語った劇団幹部への不信感 「経営面の心配ばかりで当事者意識がない」
宝塚の現役劇団員が語った劇団幹部への不信感 「経営面の心配ばかりで当事者意識がない」 宝塚歌劇団の劇団員のAさんが今年9月に死亡し、公演を中止していた宝塚大劇場(兵庫県)が、12月1日から再開した。ただ、公表された「調査報告書」の調査方法や内容についての信頼性に疑義が示され、「いじめ、パワハラは確認できなかった」と主張する劇団側に対する遺族側の不信感は根強い。現役の劇団員が口を開き、「弁護士をはじめ、劇団は悪くないという結論ありきのような……」などと語った。
「“裏金”作っておかないと派閥まわせない」 自民党パー券収入不記載問題で岸田首相の事情聴取は
「“裏金”作っておかないと派閥まわせない」 自民党パー券収入不記載問題で岸田首相の事情聴取は 自民党の5派閥の政治団体が資金集めのパーティー収入計約4千万円を政治資金収支報告書に記載していなかった問題は、どこまで“闇”が明らかになるのか。政治資金規正法違反の疑いがあるとして告発状が出され、国会でも追及されている岸田文雄首相は、岸田派の「記載漏れ」を認め、他の派閥についても修正する方針と答弁した。しかし現在、東京地検特捜部が自民党の5派閥の担当者らに事情聴取を進めている。
吉村洋文知事に「反省」の二文字なし 職員ボランティア、ワクチン失敗、パビリオン増額も
吉村洋文知事に「反省」の二文字なし 職員ボランティア、ワクチン失敗、パビリオン増額も 大阪府の吉村洋文知事のコメントが批判を集めている。阪神タイガースとオリックスバファローズの優勝パレードでは、クラウドファンディング(CF)や職員ボランティアの動員などで様々な指摘を受けていたが、「CFの反省点は何もない」などと総括。さらに、「大阪発のコロナワクチンを」と吉村知事がPRしていた製薬ベンチャーがワクチン開発を断念し、国の助成金の一部を返還することになったが、これについても反省点は聞こえてこない。ほんとに何も反省はないのだろうか?
【独自入手】“エッフェル姉さん”研修は実質3時間 公文書から明らかになったパリでの空白の1日
【独自入手】“エッフェル姉さん”研修は実質3時間 公文書から明らかになったパリでの空白の1日 大炎上した自民党女性局のフランス研修に、局長として参加した松川るい参院議員が、当初から1日しか参加しない予定だったことがAERA dot.が入手した外務省の「公電」という公文書から明らかになった。文書の日程通りであれば、松川氏の研修の時間は、実質3時間しかない。やはり観光の要素が強い研修だったと言わざるをえない。これでは“エッフェル姉さん”の呼び名は受け入れてもらうしかない。
宝塚のOGが語った 嫉妬、ねたみ、嫌がらせが日常の世界 「彼女を助けられなくてごめんなさい」
宝塚のOGが語った 嫉妬、ねたみ、嫌がらせが日常の世界 「彼女を助けられなくてごめんなさい」 宝塚歌劇団の25歳の劇団員が自死したとみられる問題で、第三者委員会による調査報告書が公表された。11月14日に劇団側が開いた記者会見によると、「パワハラやいじめはなかった」という内容で、木場健之理事長らは「伝統の中で守っていかなければならないものもある」といった話に終始した。こうした会見での説明について、劇団の卒業生がAERAdot.の取材に「それは違う」と声を上げた。
「ジャニーズは彼の死をひた隠しにしようとした」 死亡した「当事者の会」メンバーが残した“遺書の中身”
「ジャニーズは彼の死をひた隠しにしようとした」 死亡した「当事者の会」メンバーが残した“遺書の中身” 14日、旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)の創業者・ジャニー喜多川氏から性加害を受けたと告発していた、大阪府の40代男性が10月中旬に大阪府箕面市の山中で死亡していたと報じられた。現場近くからは遺書のようなものが発見され、自殺とみられている。告発後、男性はSNSなどで「金が欲しいんだろう」など、誹謗(ひぼう)中傷を受けていたという。遺族側は旧ジャニーズ側が男性の訴えを放置し、誹謗中傷に対しても何ら対策を取らなかったと批判している。遺族代理人や男性の知人らに取材をすると、ジャニーズ側の対応の問題点が見えてきた。
岸田政権の発足から約2年で2回の「辞任ドミノ」 不倫から税金滞納まで3週間足らずで3人
岸田政権の発足から約2年で2回の「辞任ドミノ」 不倫から税金滞納まで3週間足らずで3人 岸田政権が発足してから2年と約1カ月。早くも2回目の「辞任ドミノ」が起きている。今年9月の内閣改造で、岸田文雄首相が「適材適所」の人事で決めた副大臣・政務官が立て続けに3人辞任した。不倫、公職選挙法違反疑惑、税金滞納と差し押さえ……。国会議員の規範意識など関係ないかのごとく。
大阪万博の350億円“日よけリング” 「必要です」一辺倒に「国民が求めていると思っている?」
大阪万博の350億円“日よけリング” 「必要です」一辺倒に「国民が求めていると思っている?」 大阪・関西万博の建設費に歯止めが利かない状態だ。2度の増額で建設費が膨れあがり、350億円かかるという木製の「リング」の必要性にも疑問の声が上がっている。しかし、大阪府の吉村洋文知事は「コストでは計れない意味ある」と主張し、万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)の十倉雅和・経団連会長も「ぜひやりたい!」、自見英子万博相は「熱中症対策の日よけとしても必要」などと言ってのける。もう、国民の思いなど知ったことではないのだ。
万博の宣伝狙い? 阪神・オリ優勝パレードに大阪府職員のボランティア 兵庫県と神戸市は勤務の差
万博の宣伝狙い? 阪神・オリ優勝パレードに大阪府職員のボランティア 兵庫県と神戸市は勤務の差 阪神VSオリックスの日本シリーズは、阪神の38年ぶりの日本一で幕を閉じた。これにもうひと盛り上がりを期待しているのが、大阪府と兵庫県、関西経済連合会だ。3者と万博協会でつくる実行委員会が、11月23日の祝日に両チームの「優勝パレード」を両府県で開くことを決めた。ただ、いろいろと“問題”が浮かび上がっている。大阪府の吉村洋文知事は、職員をボランティアに駆り出すことを決め、実行委は経費としてかかる5億円をクラウドファンディングで集める予定だが、まだ遠く及ばない。そして何より、大阪・関西万博の「宣伝利用」に嫌気をさす人からの批判の声がいまだに多い。

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