子どもを救う「無料塾」という生き方の原点となった貧困体験 大学受験直前「家の全財産は800円」
八王子つばめ塾の設立には、小宮位之氏が目の当たりにしてきた「貧困」が大きく関わっている。幼少期には自身の家庭で貧困を経験し、社会人になってからは世界各地で同様の光景を見た。特に自身が体験した貧困家庭での暮らしは、塾へ通ったことさえなかった小宮氏が、「無料塾」という生き方を選ぶ大きなきっかけとなった。当時の自分の感性を忘れたくない、苦しい生活を送っていた時代の自分から何を言われても恥じない生き方をする。それこそが、著者を「無料塾」に邁進させる原動力となった。『「無料塾」という生き方』(ソシム)より一部を抜粋、編集して掲載する。
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