<日本テレビ>
久野静香(2012年)、平松修造(2015年)
<TBS>
堀井美香(1995年)、蓮見孝之(2004年)、渡部峻(2019年)、小沢光葵(2021年)
<フジテレビ>
小島奈津子(1992年)、川野良子(1994年)、谷岡慎一(2010年)、木村拓也(2013年)、黒瀬翔生(2017年)
<テレビ朝日>
野村華苗(1994年)、龍円愛梨(1999年)、三谷紬(2017年)
<テレビ東京>
黒田多加恵(1994年)、家森幸子(1995年)、赤平大(2001年)、白石小百合 (2010年)、田口尚平(2015年)、原田修佑(2016年)
法政大の自主マスが開講したのは、1988年のことである。
現在、社会学部教授の稲増龍夫さん、元大学事務職員の勝又秀雄さん、大学事務職員の小林孝さんが中心となって運営している。教員、職員はボランティアで学生たちの面倒をみている。
協力を惜しまなかった人はたくさんいた。たとえば、自主マス開講当初、大学OBでテレビ朝日アナウンサーだった保坂正紀さんは、勝又さんに「教えにいきますよ」と声をかけてくれたそうだ。
それまで法政大はアナウンサーに強くなかった。年に1人か2人採用される程度だった。しかし、自主マス1期生から6人、3期生では12人のアナウンサーが誕生した。3期生には元フジテレビアナウンサーの小島奈津子さんがおり、彼女の活躍によって「法政自主マス」の名はいっきに広まった。
現在、自主マス事務局長をつとめる勝又さんに話を聞いた。
「正規授業、キャリアセンターの講座ではありません。大学から補助金などの支援を受けておらず、手弁当で、その名の通り自主的に運営してきました。かえってそれがいい成果を生んだと思います。自主マスではアナウンサーに求められる知識や技術、そして言葉遣いなど礼儀作法を厳しく指導しています。講義を受けるとき、学生は必ずリクルートスーツを着用します。これは学生ではなく社会人としての自覚を持ってもらうためです」