年間300試合観戦ライターが巨人、阪神、DeNAのドラフト戦略を指南する (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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年間300試合観戦ライターが巨人、阪神、DeNAのドラフト戦略を指南する

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西尾典文dot.
第101回全国高校野球・準決勝で、左前安打を放つ履正社の井上広大 (c)朝日新聞社

第101回全国高校野球・準決勝で、左前安打を放つ履正社の井上広大 (c)朝日新聞社

■DeNA(セ・リーグ2位)
補強ポイント:筒香の後釜。即戦力捕手。右のエース候補

 シーズン序盤に大型連敗がありながら夏場以降に盛り返し、優勝した1998年以来最高の順位となる2位となった。この勢いで来年は優勝と行きたいところだが、戦力的にはかなり厳しい状況。何よりも主砲の筒香嘉智のメジャー移籍が痛い。他の中軸を見てもロペスが来年37歳で、宮崎敏郎、ソトの二人も30歳を超えているとなると、ここから大きな上積みは望みづらい。筒香の流出を見越して昨年は2位で伊藤裕季也を指名しているが、今年も強打者タイプは狙っていきたい。投手陣では今永昇太がエースに成長したものの、2番手以降はもう一つ安定感に欠ける。ルーキーの上茶谷大河、大貫晋一が戦力となったものの、絶対的な凄みがあるわけではないため2年目のジンクスにはまる危険性も高い。それを考えるとスケールの大きい右のエース候補を最低でも一人は確保しておきたいところだ。

 1位指名は毎年読みづらいチームだが、今年なら森下暢仁(明治大)がチーム事情にはぴったり当てはまりそうだ。上茶谷と比べても全てにおいてワンランク上で、故障がなければ長くローテーションを守れる素材である。森下を外した場合は大学生なら杉山晃基(創価大)、高校生なら西純矢(創志学園)、井上広輝(日大三)などを推したい。体格的にスケールがあり、フォームにも悪い癖がなく、スピードで押せるタイプだ。抽選を回避してということであれば西を単独1位で確保して杉山か井上を2位というのも面白いだろう。

 筒香の後釜という意味では左のスラッガータイプの大物は不在なだけに、下位で素材型を狙いたい。高校生なら黒川史陽(智弁和歌山)、木下元秀(敦賀気比)、大学生なら加藤雅樹(早稲田大)、山田知輝(東洋大)などが候補になる。野手では伊藤光の去就が微妙で、20代前半に人材の少ない捕手も確保しておきたい。下位で指名できそうな狙い目は柘植世那(Honda鈴鹿)だ。社会人4年目で経験も豊富なだけに、1年目からある程度一軍の戦力として期待できるだろう。


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