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宇多田ヒカル2度目の離婚、母・藤圭子は7度も 離婚は遺伝する? 専門家が解説

連載「男と女の処世術」

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「離婚は遺伝する」のか?(※写真はイメージ)

「離婚は遺伝する」のか?(※写真はイメージ)

 実際問題として、離婚経験は2つの相反する効果をもたらします。

 一つは、離婚がどれだけの負担になるかということを身をもって知るので、今度は離婚したくないとか、もう結婚したくない、というような意識をもたらす効果です。

 そして、もうひとつは、1度経験したことは、ハードルが低くなるという効果です。

 どういうわけか、私は大学生時代「絶対外国には出ない」と心に決めていました。しかし、大学院時代に友人に誘われて、どういうわけか「行く」と言ってしまいました。ところが出発の前日、足をひねってしまいました。心理学的にいえば無意識の抵抗ということでしょう。その晩、足をねん挫したから行けない、と何度友人に電話しようと思ったかわかりませんが、結局行きました。足は痛いやら、食べ物が合わないやらで、現地でも苦しい思いをそこそこしましたが、その後は、抵抗なく海外に出られるようになりました。最初、ハードルが高いことでもなれればそんなに苦もなくできるようになります。

 私が何故そんなに海外に行きたくなかったのか、思い起こしてみると、全く分からない言語やよくわかってない文化に対して漠然とした不安を感じていたのだろうと思います。しかし実際には大変なことはあってもどうにか対処できたというのが現実なのですから、私の不安は現実ではなくてファンタジーです。

 離婚も同じです。離婚を経験したことのない人にとっての離婚の不安の多くはファンタジーなので、実際にやってみると、私が最初の海外旅行で苦労したように、きついことはたくさんあれど、対処できないほどのことではない、ということもわかります。つまり、ファンタジーに基づく不安から対処可能な厄介な現実になるのです。これでハードルが下がります。

 ところで、私の子は、幼いころから海外旅行や私の海外の研修に連れて行ったりしているので、海外に行くことに全く抵抗も気負いもありません。私が持っていたような、ファンタジーからくる不安もありません。親と一緒に体験したことから学習したわけです。


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