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運動で快感が高まり、認知症予防に? 医学博士考案の「フリフリグッパー」

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認知症予防のための軽運動 フリフリグッパー(週刊朝日ムック『すべてがわかる 認知症2016』より)

認知症予防のための軽運動 フリフリグッパー(週刊朝日ムック『すべてがわかる 認知症2016』より)

 運動には、認知症を予防する効果があるといわれています。なかでも、「楽しくできる軽い運動」は、脳を活性化し、気分を快適にすると、注目されています。週刊朝日ムック『すべてがわかる 認知症2016』から特別に、認知症予防にいい運動を紹介します。

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 運動自体が楽しくて、その運動によって快感が高まり、認知症予防にもつながる――。これらの要素を取り入れた、筑波大学体育系教授(医学博士)で、運動生化学・神経科学が専門の征矢英昭氏が考案した体操があります。「フリフリグッパー」です。

 いつでも、どこでも、一人でも、好きな歌を歌いながら、簡単にできるのがこの体操の大きな特徴で、高齢者や体力があまりない人も対象にしています。

「フリフリグッパーでは、音楽に合わせてリズミカルにからだを動かし、しかも、脳の広い領域がかかわって起こる手の動作をあわせることで、脳を活性化させ、本人を心地よい気分にさせる効果が期待できます」(征矢氏)

 実際に、征矢氏らが作成した「二次元気分尺度(TDMS-ST)」(※)で調べてみると、フリフリグッパーを3分ほどおこなうと、ネガティブな気分が軽減する一方で、ポジティブな気分が高まり、快適性が増すことがわかってきています。

 また、茨城県利根町の60代~90代の男女150人を対象に効果を調べたところ、2年間、毎日、フリフリグッパーをおこなうと、大脳の前頭前野の体積の萎縮を抑えることも確認されました。

 さらに、フリフリグッパーは、体幹(腹筋・背筋)の筋力トレーニングにも重きをおいたプログラムになっています。

「真っすぐ立って歩く人間の基本動作をスムーズにおこなうためには、体幹を鍛えることが重要だからです。大事なのは、頭の先が高い所へ引っ張られているようなイメージをもちながら、おなか(丹田)のあたりをしっかり意識して、手拍子と足踏みでリズムをとることです。左右均等に体幹や下半身の筋肉を使いたい場合は、体操の途中で足踏みか手の開閉をそれまでと逆にしてみましょう。それぞれの動きは大きいほど効果が期待できます。ただし、お年寄りや体力がない人は、無理をせずに、小さな動きでリズムをとってもかまいません」(同)


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