吉:特撮に出た人はみんな贔屓ですね。『まれ』なんてねえ、ウルトラマン映画のヒロインと、仮面ライダーフォーゼのヒロインですから、すごいっすよ。

伊:「この子、脱いじゃったけど(特撮関係だから)応援するんだ」とか言ってるよね。

吉:女性でも男性でも、特撮をプロフィールから削除した人には厳しいよね。

伊:村上弘明さんは?

吉:村上さんは、あれだけのトップスターがもうライダーやらないのはしょうがないと思うし、ちゃんとライダー時代のことも語られてますよ。あと、ウルトラマンタロウの人。ほら……、出てこない。

(客席から「篠田三郎さん!」)

吉:そう、篠田さんもタロウへの愛は語られているし。

■ブロンズ像の謎

伊:そうそう、短編賞を2人で取ったってことで何かあります? こんな風にしゃべってるけど、全然(夫婦)初じゃないんだよね。森下裕美さんと山科けいすけさん夫婦も取ってるし。

吉:うちの担当編集者が朝日新聞から連絡いただいたときに、「夫婦初ですか?」って訊いちゃったらしいんですけど、それって「夫婦初」って打ちやすいからだよね。

伊:あとやっぱり私が先に取ったっていう、何かがあるのでしょうか。ないのでしょうか。

吉:ないんですけど、理佐さんは講談社漫画賞とわりと連チャンだったじゃないですか。

伊:講談社漫画賞はつき合う前で、手塚賞のときはつき合っていたんだよね?

吉:うん。だからアトム像を持った覚えはあるんだけど、頭の中で、あの倍くらいあるように記憶してましたよ。だから久しぶりに見て、あれ、こんな小さかったっけ?って。

伊:アトム像はかわいいんですよねー。講談社漫画賞のブロンズは、ただのオッサンでね。あれはお父さんにあげたんだけど、アトムは私がもらった。

吉:あれ、すごいよね。でかい。

伊:これ誰?って。なんかゴルフの恰好をしたおじさんだよね。

吉:すごい重いんだよね。すみません、講談社の方いらっしゃってるんだ。あの、ブロンズ像に対して疑問を呈しているだけで、賞そのものは素晴らしいですよ。

伊:ショウっすね~(笑)

吉:とりとめもない話になりましたけど。

伊:すみません、うちで飲んでるみたいな話をして。本当に失礼しました。