カブスのダルビッシュも同じ18日(日本時間19日)に4勝目を挙げた。投手最高の名誉であるサイ・ヤング賞を獲得した日本投手はいないが、今年はチャンスだ。コロナ禍の中で、しっかりと自分のコンディションを整えられる。日本投手の勤勉さもプラスに働いているとみている。

 高校野球甲子園交流試合も、選手のひたむきな姿勢には心を打たれた。各都道府県の代替大会も熱戦が繰り広げられたことは、メディア報道を通じて伝わってきた。

 学校の中で新型コロナウイルスの陽性者が出て、大会への出場辞退を余儀なくされた学校も一つや二つではない。誰にもぶつけられない、やるせない思いはあるでしょう。ただ、3年間、自分が歩んできた道のりを否定することだけはしないでもらいたい。3年間で築いた知識、自信、努力。メジャーリーガーでも、どんな分野の者でも、努力した事実に優劣の差はない。

週刊朝日  2020年9月4日号

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