


料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「干し柿とチーズのひとつまみ」。
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私は晩秋、軒先に2週間ぐらい渋柿をつるして自家製干し柿を作ります。ある日、お酒のおつまみにできないかしら?と思って作ってみたのがチーズとナッツを組み合わせたこちらのひと品。切って混ぜるだけであっという間にできるんですよ。
材料の干し柿は、硬めの市田柿やソフトなあんぽ柿など、お好みで選んでください。今回ブルーチーズとクリームチーズの2種類使いましたが、青カビタイプが苦手な方は、クリームチーズだけでも構いません。
まず、干し柿とチーズをサイコロ状の同じ大きさに切ります。アーモンドやクルミが入ったミックスナッツは粗く刻みます。ナッツを加えると、カリッとした香ばしさが加わってお酒に合うんです。
これらをすべてボウルに入れ、ヨーグルトを少量加えて混ぜ合わせたらできあがり! 焼き海苔にのせて食べるとパリパリとした食感が楽しくなります。夕飯のあと、お酒でも飲みながら、ゆったりと過ごすひとときにどうぞ──。
(構成/沖村かなみ)
■干し柿とチーズのひとつまみ
【材料】材料(2人分) 干し柿1個、ブルーチーズ・クリームチーズ各少々、ミックスナッツ少々、ヨーグルト少々、焼き海苔3枚
【作り方】(1)干し柿はサイコロ状に切る。チーズ類も同じ大きさに切る。ミックスナッツは粗く刻む。(2)(1)をボウルに入れ、ヨーグルトを加えて混ぜ合わせる。(3)器に盛り付け、焼き海苔を添える。
【ワンポイントアドバイス】干し柿とチーズはサイコロ状の同じ大きさに切るとまとまりやすい。市販の市田柿やあんぽ柿を使ってもいい。
※週刊朝日 2021年2月5日号