料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「ヨーグルトソースのさっぱり豚しゃぶ」。
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オリンピックが開催されるなか、テレビで熱戦を見ていると、思わず体を動かしたくなります。じつは私の息抜きはスイミング。もう何年も続けていますが、適度な運動と栄養のある食事は日々の健康に欠かせません。ビタミンB1豊富な豚肉は疲労回復に役立ち、夏バテ防止におすすめ。豚しゃぶもレモンが入ったヨーグルトソースだと真夏でも箸が進みますよ。
豚しゃぶ用の肉はバラやロースなど、お好みの肉をご用意ください。これを沸騰したお湯でさっとゆで、氷水で冷やして水を切ります。玉ねぎは豚肉のビタミンB1の吸収を助けてくれるので食べ合わせがいいんです。水にさらすと辛みや臭みが和らぎ、生でも食べやすくなります。
ヨーグルトソースは材料を混ぜ合わせるだけ。味噌を使うとまろやかさがアップ。白味噌がなければお手持ちの味噌を加えてください。このソースはサラダや魚のソテーにも合いますよ。適度に運動してモリモリ食べて、夏を元気に乗り切りましょう!
■ヨーグルトソースのさっぱり豚しゃぶ
【材料】(2人分) 豚肉(しゃぶしゃぶ用)200g、玉ねぎ1/2個、レタス適量、A(ヨーグルト大さじ1、レモン果汁大さじ1と1/2、醤油大さじ1、オリーブ油大さじ1、粒マスタード小さじ1、白味噌小さじ1)
【作り方】(1)玉ねぎは薄くスライスし、水にさらして水気を切る。(2)鍋に湯を沸かし、沸騰したら豚肉をさっとゆで、氷水に入れて冷まし、ペーパーで水気を取る。(3)Aの材料をよく混ぜ合わせる。(4)器にレタスを敷いて(1)と(2)を盛り、(3)のソースをかける。
【ワンポイントアドバイス】玉ねぎは10分ほど水にさらすと辛みや臭みが抜けて生でも食べやすくなる。ゆで上がった豚肉は氷水に入れて冷まし、ペーパーでしっかりと水気を取る。
※週刊朝日 2021年8月13日号