楽天ポイントは貯まりやすい。楽天カードのほか、楽天キャッシュの投資信託積み立てでもポイントがもらえる(photo 編集部・中島晶子)
楽天ポイントは貯まりやすい。楽天カードのほか、楽天キャッシュの投資信託積み立てでもポイントがもらえる(photo 編集部・中島晶子)
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 買い物や投資のクレジットカード決済でもらったポイントは消える前に使うのが鉄則。2024年から始まる新しいNISAでもお得な投資信託のポイントサービスは利用できる。AERA2023年1月30日号の記事を紹介する。

【比較表】クレジットカードのポイント16種類の使い道大調査!

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 つみたてNISA(少額投資非課税制度)や一般NISAで投資信託のクレジットカード積み立てをすると、各社のポイント(0.2~1.1%)がもらえる。主要ネット証券を中心に好評のサービスだ。楽天証券では電子マネーによる投資信託積み立てもスタートした。

 2024年に大幅拡充となる、いわゆる“岸田NISA”では年間最大360万円まで投資信託などを非課税で買える(「つみたて投資枠」年120万円、「成長投資枠」年240万円)。制度自体も非課税期間も恒久化された。これから資産運用を始める人も、既に投資信託を積み立てている人も、クレジットカード積み立てを利用してお得をゲットしたい。金融商品の積み立て、つまり買い物などの“消費”ではないのにポイントがもらえるのは、元本が変動するとはいえ、感覚として金利に近い。メガバンクの預金金利が0.002%で横並びの中、最大1.1%という水準は大きい。

■有効期限のチェック法

 ここで気にしてほしいのがポイントの有効期限だ。使わないまま消滅している人が意外に多い。投資信託の積み立てをしていない人も、クレジットカードによる通常の買い物などでポイントが貯まっているだろう。使わず眠らせたままでは“死に金”になる。

 主要4社を比較すると、ポイントの有効期限が違っていた。楽天ポイントは期限内の新たなポイント獲得、Pontaポイントはポイント獲得かポイント利用で有効期限が上書きされるため、頻繁にカードを使えば事実上は消滅しない。ただ、楽天ポイントやPontaポイントの期間限定ポイントは一定期間で消える。期間限定ポイントは投資に使えないが、消えるポイントもあることを知っておこう。

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