山形大学地域教育文化学部の河野銀子教授(写真/本人提供)
山形大学地域教育文化学部の河野銀子教授(写真/本人提供)

 研究者という仕事に男女の向き不向きはない。あるのは、女性が働きにくい労働環境と、周囲の大人の偏見だ。研究者を目指す女子学生に向け、河野教授は励ましの言葉を送る。

「日本人の女性には自分の力を過小評価してしまう『インポスター症候群』が多いと言われていて、自分には研究者なんて無理だと考えてしまうケースが多いと感じています。ですが実際にはとても優秀な女性が多く、挑戦もせずにあきらめてしまうのは実にもったいないことです。ぜひ研究者になって興味関心を突き詰め、社会を改革していってください」

河野銀子(かわの・ぎんこ)
山形大学地域教育文化学部教授。専門は教育社会学、ジェンダー研究。1996年、山形大に着任し、2014年から現職。編著書に『新版 教育社会とジェンダー』(学文社)、『女性研究者支援政策の国際比較』(明石書店)など。

(文/林 菜穂子)

※『大学ランキング2023』から抜粋

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