■仕事の英語は基本メール 単語調べもオンラインで

 パリ在住の今は、外ではフランス語8割、込み入った話をする際に英語を2割使うといった感じです。フランス語を習得中なのでiPhoneの言語設定は今フランス語にしています。購入したときからしばらくはずっと英語でした。Wi-Fiや画面の明るさ設定のためにスマホをいじるとき、嫌でも英語のフレーズを覚えます。英語を猛勉強中なのに日本語設定にしている人がいますが、不思議でしょうがないです。

 仕事で使う英語は基本メールだけです。あとは、ITやコロナ関連の最新情報を調べたいときに検索して英文を読むくらい。知らない単語があればすぐググればいいだけです。一度で覚えられなくてもまた出てきたとき調べればいい。「知る、わかる」という意味savvyは、これまで10回は調べ直したけど、語源がスペイン語のため、フランスでも使われているので忘れなくなりました。何かのきっかけで記憶に定着することだってあります。

 あとはNetflix やAmazon Prime Videoなどで見るエンタメの言語設定も今はフランス語ですが、その前はやっぱり英語でした。言語は約1千時間聞くとざっくりわかるようになるとも言われているので、映画を500本見れば何とかなると脱力しながらフランス語にしています。

 僕がよく使う英語のフレーズに「Who knows?」があります。プロジェクトがうまくいくか議論する会議の場などで「さあどうかな。誰も真相はわからないね」といった場面に使える一言ですが、そのあと「だったらまず試してみよう」と僕は思うタイプ。これって英語学習にも、そのまま当てはまります。

【西村博之さんのおすすめ外国語習得術】

◇スマホの言語設定は絶対英語にすべし!
スマホの操作言語を以前は英語、現在は仏語に設定しているひろゆきさん。「日本にいながら英語環境に手っ取り早く、どっぷりつかるのに最適」。Siriのような音声アシスト機能を使えば、"なんちゃって英会話" もできる。

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