写真はイメージ (c)GettyImages
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 あなたは学校の制服について、どんな意見をお持ちだろうか? AERA dot.とYahoo!ニュースは、中高生の子どもを持つ保護者を対象に、「生徒の制服」についての共同アンケートを実施し、2000人から回答を得た。その結果を、『学校制服とは何か』(朝日新書)の著者で教育ジャーナリストの小林哲夫さんと読み解いた。前編は、女子生徒の制服で導入が進む「スラックス」制服について。<後編・「学校制服は「必要」が54% 2000人アンケートで見えた、中高生保護者のホンネ」に続く>

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 女子生徒の制服はスカートという“常識”が変わりつつある。「性別に関係なく制服を選びたい」という生徒の声に応え、女子生徒の制服にスラックスを採用する学校が着実に増えている。

 AERA dot.は今年1月21日、「女子御三家」として知られる桜蔭中学校高等学校(東京都文京区)が昨年、スラックス制服の採用を決めたことを報じた。由緒ある制服を誇りにしてきた創立100年近い伝統校の決断は、大きな反響を呼んだ。

 保護者は子どもの制服について、どう考えているのか? それを探ろうというのが今回の2000人アンケートの趣旨である。(調査は3月24、25日に実施。対象は中高生の保護者でYahoo!クラウドソーシングユーザー2000人。男女比はおおむね6対4、年代は30代が16%、40代が49%、50代が24%。子どもが通う学校の種別は公立75%、私立20%、国立6%)

 まず、「制服がある学校でスカートとスラックスを選べるのであれば、女子生徒にどちらを着させたいですか?」という質問。「どちらも着用できるのがいい」が50.0%で、「スカート」が42.7%。「スラックス」は7.3%だった。

■「かわいい制服」が増えた1980年代

 回答の半数を占めた「どちらも着用できるのがいい」派からは、こんな意見が寄せられた。

「その日の気分や気候などによって選べて当然だと思う。大人やプライベートで、スカートしかはかない、スラックスしかはかない人の方が珍しいのだから」(東京・50代女性)

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