そんな学びの先に身につくものを、桑原校長は「高性能自立型エンジン」と表現する。自分で興味を持ったことに挑戦する。好きだと感じたことをとことん追求する。そうすると当然他者とぶつかることもある。
「それにどう折り合いをつけていくか。子どもたちは対話し、試行錯誤しながら他者を尊重するようになっていきます。そうすることで世界にも目を向け、それが自分にも戻ってくる。自分たちと世界を常にグルグルと回りながら成長してほしいです」(桑原校長)
(編集部・川口穣)
※AERA 2021年6月21日号より抜粋