写真・図版(3枚目)| 「毎日、展望台からの眺め」「災害時は不便、不安」… 建設相次ぐタワマンに「住みたくない」が多数派【AERAアンケート結果発表】

 最も多かったのが、「眺めがいい部屋」の59.6%。そして「防犯上、安心できる」(49.5%)、「駅や商業施設が近くにあって便利」(47.5%)、「共用スペースなどの設備が充実している」(38.4%)などの選択肢が多く挙げられました。

「ここからの景色に尽きる。富士山をはじめに大島や千葉方面の海、筑波山や都心のビル群など、毎日展望台から眺めている気分。駅や商業施設が足元にある便利さも快適だが、旅に出ても帰宅すると、どこよりもここが一番と感じる。居ながらに旅先のような優雅な気分を味わえる」(60代、女性)

「防犯上、コンシェルジュ等も居て安心して暮らせそうです。施設内の設備を沢山使えば便利で駅近で利便性が高いので」(60代、男性)

「駅チカで年をとってからもアクティブに生活したいから」(50代、女性)

「タワマンのメリットは多数。デメリットは、タワマン以外のマンションとほとんど同じ」(50代、男性)
 

「災害の時の不便さには…」

 タワマンに住んでいる方、または住んでいたことがあるという方からのコメントも複数ありました。

「家庭ごみを出しやすい」「防犯面で安心」「買い物などが便利」といった利点が挙げられる一方、2011年の東日本大震災の際にはエレベーターが止まり、高層階までの上り下りが大変だった、という方も。

「高校まで11階に住んでいて、体育系の部活帰りにエレベーターが止まっていてうんざりした思い出が度々あり、マンションに住むなら5階以下と決めていた。眺望は天災時の不便さには負ける」(60代、女性)

「以前、タワーマンションに住んだ経験より。駅直結で便利。眺望が良かった。共有部分が便利に出来ていた。欠点は地震のたびにエレベーター停止で、復旧までにかなりの時間がかかった。部屋の向きによって、強風など環境が違う」(60代、女性)
 

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