拡大していく不安、不信
これまで当たり前に食べることができていた「主食」のお米が気軽に手に入らなくなったことで、政治やJA、流通業者などへの不信感、そして国全体もふくめた将来への不安感が高まっているように、寄せられたコメントからはうかがえます。
「コメが足りない理由は、ニュースなどで、説明されているが、あまり納得、なるほどと思ったことがない。何か、ほかに理由があるのでは?と勘ぐってしまいます。小泉さんにかわってからすぐに備蓄米が出回るようになったと、ニュースに毎日でています。今までは何をやっていたのですかね、とも思います。古米という表現もよろしくないと思います。農家の方が一所懸命作られたのに。騒動に踊らされている私達。冷静に見て選んで感謝して食べたいと思います」(50代、女性)
「人口が減っている中、稲作をはじめ農業をする人も減っています。食べる人も減っているとは思いますが、やはり生産者の減りが加速しているので、今後食べ物もまた、土地もどうなっていくのか心配です。国が土地を守っていく、農業をこれまで以上にサポートしていかないと、日本という国が無くなるのではないかとすら思ってしまいます」(40代、女性)
(AERA編集部)
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