買うなら「国産の米」

 また、お米を選ぶ際に重視していることについても聞きました。

 約6割が選び、最も多かったのが「国産の米であること」(59.2%)で、「価格が安い」(40.4%)を上回りました。そのほかは「銘柄」(31.9%)、「好みの味」(15.8%)などでした。

 スーパーなどでは、海外産のお米も販売されるようになっていますが、みなさんの評判はどうなのでしょうか。

「外国産の米(タイ米など)に対する抵抗感を持っている人が多い気がします。チャーハンにすれば大丈夫なんていう声もありそうですが、そういう声も美味しくないという前提で言っているのだと思います。
 1990年代のタイ産の米の味を私は知りませんが、少なくとも現代のタイのお米は軽くてさっぱりしていて食べやすく、美味しいと思います。日本に輸入される高級米に限った話ではなく、タイで食べた一般的なタイ米も美味しかったです。
  おそらく品種改良などが進んで品質が向上したのだと思います。外国産のお米の味を語るのに、30年ぐらい前の時の味のイメージで語るのはナンセンスだと思います。国産=良品、外国産=劣等品というような偏見は持たないでほしいなと思います」(30代、男性)

 

読者の考える「適正価格」は

 5月末から、随意契約で販売された備蓄米の販売が始まりました。一方で、全国のスーパーなどで販売されている通常の銘柄米は、5キロあたり4200円程度で推移しています。

 では、備蓄米ではない、通常のお米の価格は、生産者側の得られる利益もふまえると、どれぐらいが「適正価格」なのでしょうか。みなさんの考えを聞きました。

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