最も多かったのが、5キロあたり「2501~3000円」(29.6%)。しかし、「3001~3500円」は25.6%、「2001~2500円」も23.3%と、大きな差はありませんでした。なお、「3501~4000円」は7.0%、「1001~2000円」は6.9%でした。
 

 昨春は5キロあたり2000円ほどだった米価が2倍に値上がりしていることについて、複数回答でたずねたところ、「生産者・農家のことを考えると、価格が安すぎるのはよくない」という意見は48.2%、「以前は安すぎたが、今は高すぎる」は44.8%でした。

 そして、「以前の水準(2000円前後)がいい」は39.2%ありましたが、「生産者・農家よりも、消費者として価格をできるだけ下げてほしい」は11.4%にとどまりました。

 また、「米の安定供給のため、これからはもっと米の生産を増やす方向がいい」は53.0%。「人口減もあって米の消費量は減るから、減反政策を維持・または進めるべきだ」は1.9%と少数派でした。

「美味しいお米を食べたいので米の値段が高くても備蓄米は食べたくない、もともと米の値段が安かったのだから米農家さんの事も考えて米の値段を上げても良いと思う」(40代、女性)

「米に代わる小麦を食べすぎての小麦アレルギーも怖いし、もともと子供が便秘がちで、パンよりご飯があっているし好きなので、お米が買えないことの方が困る。今後農家のなり手がいない現状を考えると、もっと農家の収入改善が必要と思う」(50代、女性)
 

政府やJAに厳しい意見

 今回の「令和の米騒動」をめぐって、過去に減反政策を続けてきた日本の農政や、生産・供給を担っているJAに対して厳しい意見が多く寄せられました。いくつか紹介します。

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