
でも、やっぱり、「誰かの『大切な人』になりたい」と思って、私達は、右往左往するのですよね。
若くて、美人だったり、イケメンだったり、金持ちだったり、つまり「大切にされる条件」に恵まれている人は、願望が実現する可能性は高いでしょう。
でも、そんな人は少数ではないかと僕は思っています。多くの人は、「大切にされたい」「愛されたい」と思って、毎日を迷ったり、呻(うめ)いたり、さまよっていると感じるのです。
ゆうこさん。僕は以前、「人生で一度でいいから、男性と愛し愛されてみたい」という47歳のサバ缶さんという女性の相談に答えました。
その回答が、少しはゆうこさんの参考になるかもしれません。
でも、ゆうこさんは、恋愛に限ることではないんですよね。親に愛されず、姉に愛されず、本当に大変な人生を送ってきましたね。
ゆうこさん。「恋愛でなくていい。とにかく、大切にされたいんだ」と思っているゆうこさんに、僕は逆に、「ゆうこさんが大切にするものをつくりませんか」と提案したいのです。
「大切にされたい」と悩みながら毎日を暮らすより、「大切にしたい」というものに集中して毎日を暮らしませんか、ということです。
「大切にしたいこと」は、なんでもいいのです。