
3月8日は「国際女性デー」です。男女平等の度合いを示すジェンダーギャップ指数では「後進国」の日本。性別による「無意識の思い込み」や偏見は日常生活のなかに多く存在し、男女間での不平等、そして個人の生きづらさにつながっています。そんな性別による格差の解消が叫ばれている現在ですが、AERA dot.編集部のアンケートでは、性別に基づく「決めつけ」や「押しつけ」は76%が「ある」と回答。その多くが「親」や「目上の人」などから受けていました。一方、以前と比べて「減った」「なくなった」という回答は約半数。私達の社会は、これから生きやすい場所に変わっていくのでしょうか。
【アンケート結果】性別の「押しつけ」をしてくるのは、こんな人たち
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アンケートは2月26日から3月5日まで実施。445人から回答がありました。ご協力いただき、ありがとうございました。

まず、日常生活のなかで、「男性だから◯◯すべきだ」「女性は◯◯をして」という決めつけや押しつけ、男女間での「不平等」や「格差」を感じることがあるか聞いたところ、「よくある」と「時々ある」が同数で最も多い38.0%。対して、「あまりない」は13.7%、「まったくない」は7.4%でした。
その相手がだれかについては、「親や親族から」が最も多い50.9%で、ほぼ同数の「職場の上司、学校の先生など、目上の人から」が50.6%で続きました。続いては「地域での付き合いのなかで」が39.5%、「結婚相手、パートナー」は4番目の29.4%でした。
決めつけ、押しつけの内容としては「『男性らしさ』『女性らしさ』の押しつけ」が59.9%と最も多く、「家庭での家事の負担」が49.7%。「職場での女性役員や管理職の少なさ」「子育て、介護の負担」「給与面など職場の待遇で男女差」が4割弱でほぼ同数でした。