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楽天はどこへ向かっているのだろうか。不可解に思える監督交代やレジェンドの放出などが続き、先行きを心配するファンは多い。今季は新監督のもと新たなシーズンを迎えるがチームにはどんなビジョンがあるのだろうか……。
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楽天はオフにネガティブな意味での注目が目立った。昨季就任し、交流戦でチームを初優勝に導いた今江敏晃監督を2年契約ながら1年で解任。二軍監督からの昇格で三木肇監督が2020年以来となる再登板となったが、その人事には批判も集まった。また、大功労者だった田中将大は「居場所がない」という言葉を残して退団となり、巨人に移籍。そして、GM、監督としての手腕に批判も多かった取締役シニアディレクター(SD)の石井一久氏が3年ぶりにGMに復帰した。
チームの未来については不安もあるが、球団にはしっかりと“道筋”があるという。
「選手育成に定評のある三木監督のもと、中長期的視野に立って抜本的な改革を進め、2~3年のスパンで若手への完全転換を図るはず。その後は知名度がある大物監督を招聘、黄金時代を築くとともに人気球団として確固たる地位を築くのがプラン」(楽天関係者)
石井GMは前回在任時に浅村栄斗、鈴木大地、涌井秀章(現中日)、炭谷銀仁朗(現西武)、牧田和久(現ソフトバンク二軍ファーム投手コーチ)など、他球団の主力級選手をFAやトレードで獲得した。しかし、結果には結びつかなかった。
「自身が在籍した西武から多数の選手を引き抜く形など、方法には賛否両論があった。(2021年から3年間は)監督も務めたが結果も出せず風当たりも強くなった。SDとしてワンクッション置くとともに、チームを客観的に見て今後の方針を固めたのだろう」(楽天OB)
GM時代の2019年シーズンにはAクラスの3位になったが、オフに平石洋介監督(当時)を解任、「僕の中では3段階に分けたらBクラス」という発言は波紋を呼んだ。これまでGM、そして監督として苦戦が目立ち批判も多かったが、再度GMに就任してリベンジを目指している。