本誌イチオシは「ペッパーチーズ枝豆」。ガーリックを利かせたむき枝豆に粉チーズが絶妙な取り合わせだ。超人気の「無限キャベツ」はシラス、ごま油、黒こしょうがポイント。きゅうりにオリジナルのみそダレを揉み込んだ「悪魔の蛇きゅうり」は「僕らしい味付けだよね」とリュウジさん。「鶏むね肉の玉ねぎ漬け」は作り置きもおすすめ。物価高の今、「給料日前もやし和え」がありがたい。
オフにお酒を飲む時のリュウジさんは、つまみをほぼ食べない。動画で飲むお酒はハイボールと焼酎が多い。今回の取材中(動画撮影と同時進行)も「アルコールに夢中」と書かれたマイジョッキ(通称アル中ジョッキ)にブラックニッカの水割りと氷を入れ、ごくごくプハーッ。サントリーの「角」も好き。
糖質の低い酒
リュウジさんは自身の味の好みだけでお酒を選んではいない。ウイスキーも焼酎も「糖質が低いから」だという。
そもそもリュウジさんが体形維持を心がけるのはなぜ?
「全部、仕事のためですよ。だって『痩せメシ』の本を出しているのに僕が太っていたら説得力ないでしょ。つまり太っていたら仕事にならないからコントロールしてるだけです」
理由が明確だ。
「痩せたら明らかに仕事がうまくいくとかのメリットがあるなら、誰でもがんばるでしょ。でも、そこまで必要ないなら痩せなくてもいいと思う」
目的をはっきりさせること。
「一番大事なのは『なぜ痩せたいのか?』じゃないかな。健康のためなのか、モテたいのか、キレイと言われたいのか。目的はだいたいこのどれかですよね。『太っていて健康診断の結果が良くないから痩せたい』は、よくわかります。でもモテ目的や美容目的なら、ぶっちゃけそんなにがんばらなくてもいいんじゃ? 僕は仕事の一環で体重調整してるだけなんで」
痩せたいと言いながら痩せられない人は「痩せる必要性・目的が乏しい」のかも。(ジャーナリスト・大場宏明、編集部・中島晶子)
※太らずおいしくて簡単に作れる「酒のつまみ」ベスト5がこちらの画像(AERA2025年1月13日号に掲載)。
YouTube「料理研究家リュウジのバズレシピ」(URLはこちら)でも作り方動画が公開されています!
※AERA 2025年1月13日号より抜粋