ぱやぱやくん最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』より(イラスト:なかきはらあきこ)
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 どんなに順調に見える人の人生にも、必ず訪れる「つらい時期」。元自衛官ぱやぱやくんは、そんな時にこそ「時間軸を縮める」ことを勧めます。遠い未来を想像するのではなく、「3日後の自分」を思い描き、小さな幸せに目を向けることで、混乱や悲観に押しつぶされずにすむのです。どんなに厳しい状況でも、「時が解決する」と信じ、焦らず流れに身を任せる勇気をもつ方法を、著者最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から抜粋・再編集してお届けします。

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 人生では、誰にでも、必ず辛い時期がやってきます。

 その代表的な例としては、「仕事が全く上手くいかない」とか「人間関係で大きなトラブルを抱えている」「周りから誤解されている」などを挙げることができます。

 このような時期には「自分の人生は一生このままかもしれない……」と考えてしまいます。そして、「このままだと、生きていける気がしない」と考えこんでしまいます。

 こうなると、自分でも何が問題なのかがイマイチはっきりしないので、周りにいてくれる人に当たり散らしてしまったり、関係性を自ら断ち切るようなことを言ってしまったりします。

 そして、混乱した思考は、未来と過去を行ったり来たりしてしまい、その挙句に「もうダメだ……」とついつい悲観的な考えに陥ってしまいます。
 

 こういうときに使えるのは、未来や過去について考えるのをやめてみることです。

 これを私は「時間軸を縮める」と表現しています。

 たとえば、あなたがすごくつらい状況に置かれていると考えてみてください。

 そんなときに、2年後の自分の姿を想像することはできるでしょうか。これはなかなか難しいと思います。

 では期間を区切ってみましょう。たとえば、「3日後をイメージしてみてください」と言われたら、さっきよりは少し楽になったように感じませんか。

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嫌なことがあったときは、ジタバタしない