日本ハム・新庄剛志監督
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 日本ハム・新庄剛志監督にとって来季は指揮官としてのキャリアで非常に重要な意味を持つだろう。日本一の達成がもちろん一番の目標となるが、チームの結果次第では今後、球界と距離を置くことも考えられる。

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 新庄監督は2022年の就任から2年連続最下位だったチームを今季は2位に躍進させた。来季の去就については不透明だったが、10月24日のドラフト会議で続投することを表明するサプライズ。29日には自身のSNSで「2025年も大航海は続きます 改めてファイターズの舵を取らせてもらいます!!」と綴った。

「チームをリーグ2位に引き上げた手腕。球界だけでなく世間一般へも多くの情報を発信できる知名度。両方を兼ね備えた監督はいないので続投は当然でしょう」(日本ハムOB)

 球団からは早い段階から続投要請をされていたと思われる。ドラフト会議まで発表が長引いたのは、新庄監督が悩んでいたというのもあったのだろう。「今年がまぐれじゃなかったところを証明したい」という新庄監督の言葉には重みを感じる。

「2位を勝ち取った実力を継続して発揮しなければ真のレベルアップとは言えない。また、パ・リーグ覇者・ソフトバンクには力及ばなかったのも事実。負けず嫌いな男だけに、本当に強くなったことを証明したいはず」(高校時代から新庄監督を知るスポーツライター)

 今季ソフトバンクとの対戦成績は12勝12敗1分けと互角だったが、最終的に13.5ゲーム差をつけられた。クライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージでも3連敗を喫するなど、勝負どころでは地力の差を見せつけられ、新庄監督は相当悔しい思いをしたはずだ。

 王者ソフトバンクに対する思いはドラフト会議でも見られた。外れ1位で指名した福岡大大濠高・柴田獅子がソフトバンクと競合すると自らクジを引いて交渉権を獲得。「よっしゃー!」と大きなガッツポーズを決めたのが印象的だった。

 打倒・ソフトバンクへ向け戦力は揃ってきており、今オフも積極的に動く可能性が指摘されている。

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