「上沢は長い回を投げてくれるので現場として助かる投手。アルカンタラ、ハンソンはプレミア12を見る限り別人のようなプレーを見せていた。確実性が飛躍的に上がっており、今なら戦力として計算できるはず」(日本ハムOB)
今オフの補強でさらなる戦力アップができれば、あとは新庄監督が手腕を発揮するのみだ。
「新庄監督もいろいろと考えて悩んだようだが、続投を発表してからはスッキリした表情に見える。目指すは日本一のみであり、勝っても負けてもスパッと辞めるようにも思える。ラストイヤーの可能性もあるので、一挙一動に注目したい」(高校時代から新庄監督を知るスポーツライター)
現役時代の2006年には開幕間もない4月に同年限りでの引退を発表。そして、その年はチームを日本一に導くとともに公言通りにユニホームを脱ぎ、その後に行われたアジアシリーズにも出場しなかった。
「本当に頑固な男」(日本ハムOB)と周囲も語るように、決めたことは徹底的に貫くタイプ。仮に来季でユニホームを脱ぐと決めていても、まずは「日本一になる」という思いを成し遂げるところにすべてを注ぐだろう。2025年も“新庄劇場”が球界を騒がしてくれるのは間違いなさそうだ。