大山は昨シーズンこそ全試合で4番スタメンとして出場し、自身初タイトルとなる最高出塁率を獲得するなどチームのリーグ制覇と日本一に大きく貢献した。今季も130試合の出場で打率259、14本塁打、68打点とまずまずの成績を残したが物足りなさもある。本人は在京志向とも言われ巨人が動けば獲得の可能性は高いという声もあるがどうなるか。
他にも投手では今季開幕投手を務め、2017年から8年連続100回以上を投げている広島・九里亜蓮。野手では勝負強さ抜群でチームへの好影響を与えられる阪神・原口文仁などがFA権の行使を表明している。
「海の向こうでは世界一になったドジャースが、勝つためには補強にお金をかける必要性を証明した。NPBも同様であり中途半端なことをやっていても今までと変わらない。チームで活躍する可能性があるなら思い切って獲得すれば良い」(巨人OB)
一時は巨人がFA補強をすると他球団ファンからの批判的な声も上がったが、最近はFA補強もずいぶんと減り、生え抜きを中心に戦っている。しかし、強さを保つためには“ここぞ”の補強も重要となる。菅野がメジャーに移籍することが濃厚で、岡本がいつまでいるか分からなくなった今、このオフは積極的に動くタイミングが来ているのかもしれない。