FA権の行使を宣言したソフトバンク・石川柊太
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 今シーズン巨人はリーグ優勝を果たしながらクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージでDeNA相手に敗退。今オフは来季の日本一を狙う阿部慎之助監督をサポートすべく積極的な補強に動くことが予想され、ストーブリーグの主役になりそうな気配も漂う。

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 日本シリーズが終わりプレミア12での侍ジャパンの熱戦が続く中、フリーエージェント(FA)権を行使する選手が出そろった。気になるのは本格的なFA市場参戦が噂される巨人の動き。FA選手の獲得となれば2020年オフの井納翔一投手と梶谷隆幸外野手(ともにDeNAからFA)以来4年ぶりとなる。

「(これまで巨人は)FAに関しては球団内で入念に話し合いが行われてきた。適材適所の選手がいれば動こうという姿勢は常に持っている。今オフも同様で必要な選手と判断したら獲得に動いていくでしょう」(巨人OB

 最後のFA選手の獲得は4年前のオフだが、その間もFA補強には動いていた。昨オフも獲得には至らなかったが、オリックスからFA宣言した山﨑福也(日本ハムに加入)とも交渉は行なった。それ以外にも2022年オフには森友哉(西武→オリックス)の獲得調査に乗り出すなど、FAの補強について消極的になっているわけではない。だが、過去に比べると巨人入りを選択する選手は減ってはいる。

「選手側も多くの情報を手に入れやすくなり、自分に最も合った活躍できると思う球団を選ぶようになった。よく言われる『巨人ブランド失墜で選手を獲得できなくなった』ということはないはず」(スポーツマネージメント会社関係者)

 ソフトバンクなど、マネーゲームでは巨人を上回るような金額提示をできる球団も出てきた。しかし球界における影響力や人気はいまだトップクラス。近年はFA選手に“振られる”形になるケースも目立った巨人だが、今オフは満を持しての参戦になりそう。ターゲットの1人と言われた外野手の佐野恵太(DeNA)は権利を行使せずに残留を発表したが、他にも補強ポイントと合致する選手は複数いる。

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巨人が“最も欲しい選手”は…