巨人・坂本勇人
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 巨人坂本勇人は今後もチームに“欠かせない存在”なのだろうか……。以前のような飛び抜けた成績は残せなくなっており、様々な意見が飛び交っている。しかし勝負どころでの存在感は大きく、「若手中心にシフトし始めたチームにこそ絶対に必要」とも言われる。

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 セ・リーグ優勝争いの天王山だった9月10日からの広島3連戦(広島)。坂本は「2番・三塁手」で全試合スタメン出場、いずれの試合でもマルチ安打を放つ活躍でライバル相手の3連勝に貢献した。

「あの3連勝は本当に大きかった。8月まで勢いに乗ってセ・リーグ首位にも立っていたライバルを止めたシリーズ。広島が絶対的強さを発揮していた本拠地・マツダスタジアムでの3連勝なので、勝敗以上のインパクトもあった」(巨人関係者)

「ハヤトの存在感が際立っていた。優勝へ向けて大事な3連戦ということがわかっており、攻守でチームに大きく貢献した。シーズン成績は決して良くないが、こういった試合での集中力や勝負強さは素晴らしいものがある」(巨人OB)

 連日、安打を重ねた打撃のみでなく守っても軽快な動きを披露。難しそうな打球を難なく処理する守備力の高さには、改めて賞賛の声も聞かれた。

 しかし、その後は調子を落とし、13日のヤクルト戦(神宮)からは9試合で5安打。23日に行われた2位・阪神との首位攻防戦では貴重な決勝打を放ったが、前日の試合では得点圏で3度凡退するなど、打撃は安定感を欠いている。

 広島との戦いでは「坂本の活躍がチームに勢いをもたらしたのは間違いない」(スポーツ新聞野球担当デスク)という声がある一方で、パフォーマンスに対して厳しい評価もあるのも事実。球団OBの広岡達朗氏は「一刻も早くやめりゃいいんですよ。惜しまれながら去るという言葉を忘れているよ」と『NEWSポストセブン』(8月21日付け)で“引退勧告”もしている。

「広岡さんはハヤトが10代の頃から目をかけており、(厳しいコメントは)愛のある叱咤激動のはず。しかしコンディションに波があるのは否定できず、レギュラーとして考えるにはリスクが高いのは確か。今まで以上に阿部慎之助監督の起用方法が重要になる」(巨人OB)

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その存在が岡本や大城の去就にも影響?