俳優の伊藤淳史(40)が主演するドラマ「私の死体を探してください。」(テレビ東京系)が9月3日からスタートする。伊藤の役どころは、「ベストセラー作家である妻の収入で暮らしながら、妻の担当編集と不倫する」というクズ男。本人も「新たな挑戦と思えるキャラクター」と語るように、伊藤にとってはイメージと違う役柄へのチャレンジとなる。
わずか4歳にして“チビノリダー”で名を挙げた伊藤だが、2005年には社会現象にもなった「電車男」(ドラマ版)、08~14年には映画化もされた「チーム・バチスタ」シリーズ(いずれもフジテレビ系)など、主演・助演問わず数々のヒット作に出演してきた。大河ドラマや朝ドラにも出演し、今では押しも押されもせぬ実力派俳優だ。
「最近では神木隆之介さんや芦田愛菜さんのように、子役から輝きを失わず主演クラスにシフトする俳優も増えてきました。その中でも、子役時代のイメージを大きく損なうことなく、脇役も主演も務められる大人の俳優にシフトした伊藤淳史さんは異色の存在といえます。子どものときと変わらないキャラクターで愛される彼は、成長による“顔の変化”や、思春期の波もうまく乗り越えて、作品の脇を固めるバイプレーヤーとして着実にキャリアを積み上げてきました。その結果、伊藤さんは “相棒キャラ”という新しいジャンルを確立し、独自のポジションを築いてきました」(テレビ情報誌の編集者)
伊藤といえば、誰が見ても“いい人”というイメージが強いが、週刊誌の編集者は「プライベートでも芸能人とは思えない普通の生活を送っているイメージ通りの人」だと話す。
「林真理子さんとの対談で話していましたが、芸能界で活躍しながらも、一般の子どもたちと変わらない学校生活を満喫してきたことを明かしています。人気子役にありがちな挫折や不調もなく、淡々とキャリアを積んできたようです。また、小学生の頃から友達もふつうの人ばかりで、高校生の頃は芸能界の仕事をしながら中華レストランでバイトをしていたと語っています。子役出身なのに芸能界に染まらず、庶民として生活を続けてきたところも、結果的に演技に深みを与えているのではないでしょうか」