伊藤淳史

純粋な悪役を演じたことはない

 プライベートでは10年に年上の女性と4年間の交際期間を経て結婚。21年には3児の父となったことを発表している。

「伊藤さんは子育てにも積極的に参加しているようで、会見などでは子どもとの関わりに触れることもあります。以前、インタビューで他の子どもが公園の遊具で割り込んできたときに、どうやって注意すればいいか悩んでいると語っていたこともあります。またドラマ収録の現場に子どもを連れていくこともあるそうで、ドラマ『大貧乏』では共演者の小雪さんと子育てエピソードで盛り上がったこともあるとか。ただ、子どものママ友・パパ友とは、基本的に仕事の話は触れずにお付き合いをしているそうです」(前出の記者)

 夫としても親としても、一般の感覚を失っていないところが「リアルないい人」像につながっているのだろう。また、伊藤のポジティブさがわかるこんなエピソードもある。

「出演作品について、ネット上で『つまらない』などネガティブな意見が書かれていても、無視したり怒るのではなく、見てもらえたというプラス面だけを見て、振り回されないことが大事だと話していました。ほぼ年齢=芸歴のベテランだけあって、メンタルの強さも折り紙付きです。イケメン俳優でもなく、かといって一癖ありの個性派でもないのに、なぜか主演作はシリーズ化するなど、業界の信頼も厚い。そんな伊藤のモットーは本人いわく『自分の考えに固執しすぎない』ことだそうです」(同)

 どこまでも好青年なイメージの伊藤だが、今回のドラマではこれまでにない役柄に挑戦することになる。“クズ男”としてどんな姿を見せるのだろうか。

「数は少ないですが、伊藤さんはこれまで『劇場版 SPEC~天~』や『白い濁流』などで悪役にも挑戦しています。とはいえ、『SPEC』では本人役での少々トリッキーな出演で『白い濁流』も、自らの信念を貫いた先に犯罪者に転落した研究者という役柄です。純粋な意味での悪役はほとんどなく、本人も今回は『新たな挑戦』とコメントしています。今回の役には視聴者だけでなく、多くの業界関係者も注目しています」(前出のテレビ情報誌編集者)

暮らしとモノ班 for promotion
インナーやTシャツ、普段使いのファッションアイテムが安い!Amazon スマイルSALEでまとめ買いしたいオススメ商品は?
次のページ
「巻き込まれ系」の役柄には飽きも…