梅の実は、「自分の住んでいる場所に近い梅が一番おいしい」という言い伝えもあるとか。産地、品種によって少しずつ味が違い、それぞれにおいしさがあるので、いろいろ試してみるとよいでしょう。

(2)梅を水で洗います。 

梅を水で洗う
梅を水で洗う

 ボウルに入れて2~3回水を替えて洗います。強くぶつけたりしなければ、ごく普通に果物などを洗う感覚でOKです。汚れが気になる場合はホワイトリカー(焼酎でも可)を少量使って洗うとよいでしょう。青梅の場合は、水に浸けてアク抜きをします。

(3)水気を拭きます。

 清潔なふきんやタオル、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。水気が残っていると、カビの原因になります。ざるに上げて水を切り、そのまま乾かしてもOKです。

(4)消毒した容器に梅と砂糖を入れて焼酎を注ぎます。

 果実酒用のガラスびん、密閉できるガラスびんなどを使いましょう。写真では氷糖を使用しています。

梅と氷砂糖を焼酎 (ホワイトリカー)で漬ける
梅と氷砂糖を焼酎 (ホワイトリカー)で漬ける

(5)常温で置いておきます。

3カ月~半年程度で少しずつ色づく
3カ月~半年程度で少しずつ色づく

 3カ月~半年程度で少しずつ色づいてきて、色は年々、濃くなってきます。置く場所は、直射日光の当たらない室内であればどこでも構いません。

■アレンジ梅酒の作り方

ブランデー梅酒
ブランデー梅酒

 お好みのお酒で作ると、楽しみはさらに広がります。ブランデーやジン、ウォッカ、ウイスキーなどの洋酒だけではなく、泡盛でも梅酒ができます。アルコール度数が35度以上のお酒で作りましょう。漬け込んだ梅のおいしさにもこだわるならブランデーです。お菓子作りなどに活用もできます。毎年、使うお酒を変えて楽しむのもいいですね。 

ブランデーで作る梅酒
ブランデーで作る梅酒

 使用する砂糖はお好み次第ですが、氷砂糖ならゆっくりと旨味を引き出してくれます。さまざまな砂糖をブレンドしてもよいでしょう。市販の甘い梅酒が苦手という方はぜひ手作りしてみてください。砂糖の量を控えめにすると、すっきりとした旨味のある仕上がりになり、梅酒のおいしさを発見できるはずです。

 作り方はいずれも、基本の梅酒の作り方とほぼ同じ。「基本の梅酒の作り方」の(5)の焼酎を好みのお酒に変更するだけです。

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