一日を上手に終わらせて翌日に備える
明日、一日の集中力を高めるためには、その前日をいかにして終わらせるべきか。その具体的な手段についてもご紹介しておきましょう。
この世の中を生きていると、楽しいことばかりではありませんよね。むしろ、ネガティビティバイアスといって、人は悪いことやつらいこと、苦しいことのほうが記憶に残りやすいとすらされています。
深い後悔や大きな悲しみ、激しい怒りなどは自律神経にストレスを与えるので、なるべく早く感情をリセットしなければなりません。そういった心のモヤモヤを吐き出す手段として、私自身もかれこれ10年以上続けているのが「3行日記」です。
3行日記はセブンラインズというカルテの書き方を応用したもので、その日にあった出来事を次の3つのポイントに要約して書き出す作業を指します。
- 1行目は「今日、いちばんダメだったこと(失敗したこと)」
- 2行目は「今日、いちばんよかったこと(うれしかったこと)」
- 3行目は「明日、必ずやりたいこと(小さな目標)」
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この3行日記を書くときの注意点は、「(1)(2)(3)の順番で書くこと」と「手書きであること」のふたつです。日記というと「何を書けばいいんだろう?」と思い悩んでしまうかもしれませんが、ひと言の短文で問題ありません。
そして、誰かに見せるものでもないので、感情のおもむくままに書き連ねてしまって大丈夫です。というよりも、感情を整理するための作業なので、自分の心に素直に従って書き出すべきでしょう。