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 順天堂大学医学部教授・小林弘幸さんは「じつは集中できないほとんどの要因は、突き詰めていくと自律神経に起因している」と話す。小林さんの著書『自律神経の名医が教える集中力スイッチ』(アスコム刊)から、自律神経を整え集中力を高める6つの習慣を紹介する。

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起きる時間を少しずつ早くする

 朝の時間に余裕を作ること。それが心に余裕を生み、自律神経のバランスを整え、集中するための土台となっていくのです。

「寝坊をしたために焦って支度をしたら忘れ物をしてしまった」

「自分が使いたいタイミングで洗面台やトイレを家族に占拠されていてイライラしてしまった」

 など、朝に余裕がないと自律神経を乱す出来事が多発しがちです。注意したいのは、一度でも自律神経のバランスが乱れると、そのあと2〜3時間は整ってくれないということ。

「少しでもベッドで横になっていたい」という思う気持ちはわかりますが、その一時をがんばるか否かに、一日の明暗がかかっているといっても過言ではないのです。

 いきなり今より1時間も2時間も早起きするのは酷ですから、5分、10分、20分と、段階を踏みながら早起きする習慣を作っていきましょう。

「見ざる・聞かざる・言わざる」で心に余裕を作る

 集中するためには感情のコントロールが欠かせません。心に余裕を作るためのポイントとして、さまざまな情報をシャットアウトすることです。

 その手本として見習いたいのが、「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿。この三猿の教えは不必要に見たり、聞いたり、言ったりすることが、人間にとって害になることを説いているそうです。

 これを今の時代に当てはめるのであれば、現代病とされるスマホ依存、とくに情報があふれかえっているSNSは最たる例といえるかもしれません。集中したいときにはスマホ自体を手元に置かない。これを徹底すべきでしょう。

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小林弘幸

小林弘幸

小林弘幸(こばやし・ひろゆき) 順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。1987年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科などの勤務を経て順天堂大学小児科講師、助教授を歴任。腸と自律神経研究の第一人者。『医者が考案した「長生きみそ汁」』など著書多数。テレビなどメディア出演も多数。

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