「HOTEL」に出演していた頃の高嶋政伸(1991年)

高島ファミリーの“裏の姿”

 政伸は俳優の高島忠夫を父に、元宝塚女優・寿美花代を母に持ち、兄の高嶋政宏も俳優として活躍する日本一有名な芸能一家に育った。

「今でいう“好感度タレント”の走りだった父・忠夫さんを中心に、お茶の間でも“高島ファミリー”として親しまれました。息子2人がデビューした後はファミリーコンサートを開催するなど、高島家の家族仲の良さはことに有名。兄弟の絆も強く、先にデビューした兄が入念に根回しをして弟のデビューをお膳立てしたことも知られています。そのかいあってか、政伸さんは俳優としてNHK朝ドラ『純ちゃんの応援歌』でデビューした後、『HOTEL』などでブレークし、“国民的弟キャラ”として有名になっていったのです」(スポーツ紙の芸能担当記者)

 しかし「高島ファミリー」には視聴者からは見えない“裏の姿”もあったようだ。

「兄・政宏は『ダウンタウンDX』で以前、流血沙汰の絶えない子供時代のエピソードを語っています。階段から政伸さんを突き落としたり、逆に政伸さんから鉛筆を頭に振り落とされたこともあったと語っていました。また、忠夫さんの死の直後に、政伸さんが父方のいとこでバイオリニストの高嶋ちさ子さんとともにバラエティーに出演し、秘蔵VTRで一家の過去を振り返っていたことがありました。家に来客があったときに騒いでいると、客が帰ったあとに直立不動でビンタされることもあり、忠夫さんを恐れていたと話していましたね。実際の高島家はパブリックイメージからはかけ離れていたようです」

次のページ
兄との間に残る「確執」