独身時代の高嶋政伸(2006年)

泥沼離婚が与えたダメージ

 芸能一家に育ち、順調に俳優の道を進んだ政伸だったが、イメージが変わる転機となったのは2011年の泥沼離婚騒動だ。

「08年に交際5カ月のスピード婚をした政伸さんですが、結婚生活は3年も経たず破綻。『ブス』『死ね』『この野郎』など罵声が飛び交うすさまじい会話の録音音声が流出するなど、それまでのイメージが覆るようなショッキングな報道が続き、好感度が一気に吹っ飛んでしまいました。離婚訴訟では事実上勝ったものの、政伸さんが俳優生命に深刻なダメージを負ったのは事実です。同時期、父親の闘病生活前後から兄弟の不仲が報じられるようにもなりました。その後、忠夫さんが亡くなった後は番組や作品での共演もなく、以前の高島家のイメージはもうありません。兄の政宏さんも『確執はある』と、離婚騒動が家族の関係に影響したと話しています」(前出の記者)

 その後の政伸は、好感度度外視の中年役に挑み、振り切れたサイコパスぶりを発揮するようになる。離婚騒動から十年以上経過した今では、悪役俳優として名をはせ、名バイプレーヤーとして重宝されるようになった。

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