息子が「やっぱり受験やめる」
「もちろん初日に落ちたときのシミュレーションはしていましたし、この学校が受かったらこれ、ここが落ちたらこっちと、10通りくらいは受験パターンを用意していました。結果的に2月1日で受験は終わりましたが、その1日だけでもドっと疲れたので、4日、5日まで引っ張っていたら、私のメンタルもまたどうなっていたかはわかりません。ただ、娘は学校にも最後まで休まずに行ったし、日常生活の延長で受験を迎えられたのが奏功したと思います。これが学校を休んで受験勉強一色になったら、受験日までの毎日が“非日常”になってしまう。そうなると、学校を休んでまで勉強しているのに落ちたらどうしよう、などとプレッシャーも強くなってしまったような気がします。いつもと変わらない日常に“流される”ように受験日を迎えたことが、ウチにとっては良かったのだと思います」
もう一人、人気ブログ「かるび勉強部屋 絶対合格中学受験」を運営する、ゆずぱさんも長男の受験直前期に“異変”を経験した。
「12月に入ってから、息子が『やっぱり受験やめる』と突然言い出したんです。第1志望は最後の模試もD判定だったし、過去問の点数も取れていなかったので、直前になって不安になったのだと思います。親としても急にそんなことを言われ焦りましたが、ここで『大丈夫だよ』などと励ますことは意味がないと思い、冷静に話をしようと決めました」