「(ヤクルトは)ファミリー球団で選手間の仲が良すぎるという部分もある。勝っても負けてもマイペースを貫ける環境なので、それがどっちに転ぶか。多少、気合いを入れる必要もあるかもしれない。ともかく再び常勝球団に戻るためにも西川にはやってもらわないと困る」(ヤクルト担当記者)

 2連覇中だったヤクルトは今季も優勝候補筆頭と見られていたが選手層の薄さに苦しんだ形だった。西川は“扱いにくい”という評価もあるが上手くハマればこれ以上の補強はない。年俸1600万円と格安ながら、かつての主砲アレックス・ラミレスも背負った「背番号3」を用意したことにも球団側の期待の大きさを感じさせる。まだ31歳と老け込む年齢ではない。来季はセ・リーグの行方を左右するキーパーソンになるかもしれない。