床置きで棚の扉が開かなかったキッチン/ビフォー

 朝は自分の家を片づけ、仕事以外の日の昼は実家に行って片づけるという、二重の“片づけ”生活。きょうだいで話し合い、業者に依頼もして、なんとか生活スペースをきれいにできました。

 2ヶ所の片づけはさぞ大変だったと思いきや、くみこさんは自分の家の片づけがあったからこそ実家の片づけもできたと言います。

「両親やきょうだいとは、いいときは楽しく過ごせるけれど、面倒なことが起こったときはちゃんと向き合っていませんでした。でも、自分の家の片づけのときもそうだったので、相手の話をきちんと聞いたら向き合うことができました。これが片づけにすごく効果的だったんです」

 両親の希望をヒアリングしたり、きょうだいと連絡を取り合ったり、業者との調整なども含めてすべていい方向に運ぶことができたとのこと。自分の家も実家も片づけられて、達成感でいっぱいだと言います。

「自分の家の片づけは、朝6~8時くらいの限られた時間で集中できたのがよかったです。朝に片づけをすると、達成感のあるまま1日を過ごせましたよ。朝は弱い方なんですけどね」

 2軒分の片づけ、仕事、家事、育児……。きっとものすごく大変な時期だったはずなのに、くみこさんは明るく話してくれました。

床置きで棚の扉が開かなかったキッチン/アフター

「一度『変わる!』って決める覚悟をして、自分がちゃんと行動すれば本当に変われるんですね。ずっと『しんどい』と思っていた私も、変われました」

 何かを変えたいと強い気持ちで片づけ始めたくみこさんは、きれいな家に加えて本当の自分まで取り戻せたようです。大きな変化を達成できましたね。

 動き出そうとしなければ、何も変わりません。もし「今の状況が嫌だ」と思っている方がいるなら、一度家の中を見回してみてください。そして、手つかずの不用品を1つ手放してみてください。そこから状況は変わり始めるかもしれません。

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