対抗戦Aグループは11月5日に再開して後半戦に入り、4戦全勝同士の早大と帝京大がさっそく東京・秩父宮ラグビー場で対戦する。昨季は帝京大が7トライを奪って49-17と大勝し、大学選手権決勝では73-20とさらに差を開いた。今季は6月の関東大学春季大会での対戦で60-21、8月の長野・菅平高原での練習試合でも62-7とともに帝京大が10トライを挙げて圧勝している。この日は慶大-明大戦(埼玉・谷ラグビー場)もある。2週間後の19日は明大と帝京大が秩父宮ラグビー場で相まみえる。昨季は帝京大が29-13(トライ数4-1)で快勝。今季の関東大学春季大会の試合は台風2号の接近により中止となり、8月の練習試合は38-21(トライ数6-3)で帝京大が勝っている。

 23日の慶大-早大戦は今回が定期戦100回目で、東京・国立競技場で行われる。早慶戦が国立競技場で行われるのは、1987年以来36年ぶりだ。最終節は12月2日に帝京大-慶大戦(秩父宮)など、3日に明大-早大戦(東京・国立競技場)が行われる。昨季の早明戦は明大が35-21(トライ数5-3)で制したが、3週間後の全国大学選手権準々決勝では早大が27-21で雪辱した。今季は5月に関東大学春季大会で対戦し、明大が45-24(トライ数7-4)で快勝している。

 一方、関東大学リーグ戦1部は、昨季5連覇を果たした東海大学が4戦全勝の勝ち点20で1位、同じ4連勝ながら勝ち点18の流通経済大が2位となっている。昨季29シーズンぶりに1部に復帰していきなり東海大を破り、全国大学選手権にも出場と旋風を起こした東洋大学は10月21日に昨季7位の大東文化大学に後半終盤に逆転されて31-33で敗れたが、3勝1敗の勝ち点16で3位につけている。

 東海大は拓殖大学戦(71-12)、大東大戦(45-21)、法政大学戦(40-22)、立正大学戦(69-12)と開幕から大差の4連勝を記録した。ただ、大東大には前半終盤に12-7、後半開始直後にも19ー14とトライで差を縮められ、法大にも前半途中に14-10に迫られて後半終盤に連続トライを許すなど、苦しい時間帯もあった。流経大は法大戦で相手の猛追から辛くも逃げ切って24-23で辛勝し、大東大戦も後半に一度逆転を許し、後半だけなら19-24と劣勢になりながら、46-43と何とか突き放した。

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