その天理大はトライの取り合いとなった初戦の摂南大戦を59-41(トライ数9-7)で制すと、関西大学戦は先取トライを許したものの6トライを奪って38-12で快勝した。近大には61-24、立命大には68-0と共に大勝している。京産大は3戦目の立命大に後半は12-14と追い上げられて26-22の辛勝。初戦の関大戦も開始3分でトライを奪われ、前半12分に再逆転のトライを許すなど序盤は苦しめられながら38-17と突き放して勝っている。関学大は44-20で勝った関大戦以外の3試合は10、15、16点差と、競った試合を確実にものにした。

 4位以下の勝ち点は立命館大学が「6」、近大、摂南大、関大が「4」。3トライ差以上つけての勝利には勝ち点5が与えられるため、いずれの大学にも大学選手権出場権獲得の可能性が残る。

 関西大学Aリーグの3強同士の直接対決は第5節の10月29日から始まり、京産大と関学大が対戦(京都・宝が池球技場)。昨季は京産大が69-19と大勝し、今季の関西大学春季トーナメントでは準決勝で対戦して京産大が54-26で勝っている。第6節の11月18日には天理大-関学大戦(奈良・天理親里競技場)がある。昨季の対戦では天理大が29-0で快勝、今季の春季トーナメントでの対戦はなかった。最終節は12月2日に4試合すべてが大阪・東大阪市花園ラグビー場で行われ、関学大が同大、天理大は京産大と対戦する(ともに第1グラウンド)。天理大と京産大は今季の春季トーナメントでの対戦機会はなく、昨季は京産大が29-22で逆転勝ちした。

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