レズビアン風俗がカップルのすれ違いに効く?(※写真はイメージ)
レズビアン風俗がカップルのすれ違いに効く?(※写真はイメージ)
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 相手の固定観念の強さに応じて、交際するかどうかを決める男女も増えてきている。昨今では20~30代を中心に、出会いアプリが男女を結びつけるメジャーなツールとなっている。利用している男性たちに話を聞くと、こんなことに気を使っているという。

「デート代をどうするか問われるプロフィルの設問では、『割り勘』や『男性がすべて払う』よりも『男性が多めに払う』にしたほうが、どういうタイプの女性も許せるので無難かなと思いますね」(33歳・公務員)

「頻繁に海外旅行に連れていってほしいというハイスペック狙いの女性対策として、海外旅行の写真を数枚アップ。さらに料理が趣味と書いて手料理の写真を載せておけば、家事分担は当たり前という女性もカバーできます」(30歳・コンサル)

 このように、男女平等時代の女性にウケのいいプロフィルを心がける男性が多いようだが、一方で本音ではこう思っている場合も。

「デート代は男性多めと書いてはいますけど、僕としては『会ってみて気に入ったら』がカッコで入っているつもり。実際、会ってみて割り勘にしたとき、嫌な顔をされたらもう会いません」(31歳・WEB制作)

「女性のプロフィル欄に『ヤリ目(セックス目的)お断り』と入っていると萎えますよね。そういうつもりはなくても避けます。女性の権利にうるさい子だろうなと思ってしまうので」(34歳・出版)

 出会いの時点から、価値観を探り合い、取捨選択をする時代になっているようだが、男女で役割分担があるからこそ恋愛が燃える場合もあるのではないだろうか。官能作家・エッセイストの大泉りか氏はこう語る。

「人によりますが、相手の上に立ってコントロールしたい支配欲、上の立場の人を手に入れたい征服欲に基づいて恋愛感情を抱く人は、男女に役割分担がないと恋愛感情を抱きにくい場合もあります」

 また、自身の両親の関係がどうだったかも関係すると考えている。

「封建的な家庭であれば、女は男にかいがいしく従うもの、男は経済的にも精神的にもリードするものという価値観が植え込まれていて、自分もそう振る舞うし相手にもその理想を求める。でも、相手はそうではないかもしれないと意識することが、現代において幸せな恋愛をするために必要だと思います」(大泉氏)

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