ギリシャ、ミコノス島(2012年) (C)Mitsuaki Iwago
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ギリシャ、ミコノス島(2012年) (C)Mitsuaki Iwago
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トルコ、イスタンブール(2012年) (C)Mitsuaki Iwago
トルコ、イスタンブール(2012年) (C)Mitsuaki Iwago
キューバ、コヒマル(2012年) (C)Mitsuaki Iwago
キューバ、コヒマル(2012年) (C)Mitsuaki Iwago
鹿児島県鹿児島市(2007年) (C)Mitsuaki Iwago
鹿児島県鹿児島市(2007年) (C)Mitsuaki Iwago
撮影中の岩合光昭さん (C)Hideko Iwago
撮影中の岩合光昭さん (C)Hideko Iwago

 動物写真の第一人者・岩合光昭の写真展「ねこ歩き」が5月29日、日本橋三越本店新館ギャラリーでスタートした。岩合は「」の写真展をたびたび開いてきているが、今回は最新作の海外の猫をはじめ、さまざまな猫の姿をたっぷりと見せてくれる。

 岩合は40年以上、猫を追い続けてきた。野生動物とは違って猫は人のくらしにとても身近な存在だ。「ネコの動きを見れば、ヒトの動きが見える」と岩合は語る。歴史的に見て、人の歩む道には猫もついてくる。そして、人の生き方やくらし方は、ともにくらす猫たちにも現れてくるのだ。

 展示では、岩合が近年訪れた国々で出会った猫、日本の猫、そして岩合にとって最も身近な、岩合家の猫たちを全3部で紹介している。

 第1章は「世界を歩く」。昨年から今年にかけて、岩合はギリシャのミコノス島、イタリアのパレルモ、トルコのイスタンブール、アメリカ、キューバを訪れた。人とくらす個性豊かな各国の猫たちの姿が楽しめる。初公開の最新作を中心に131点を展示。

 約10年をかけて、47都道府県の猫に出会った旅から作品を展示するのが、「日本を歩く」と題された第2章。猫好きには知られた「猫の聖地」をはじめ、さまざまな土地での猫たちとの出会いが67作にまとまった。美しい日本の四季を背景に、各地の猫たちが登場している。

 第3章では岩合ファンには知られた、あの猫たちも登場。初めて一緒にくらした「海ちゃん」、愛らしいだけでなく、どこか面白い「にゃんきっちゃん」、猫本来の習性を持った野性味あふれる「柿右衛門」、そして、最近岩合家に仲間入りをした「ケナ」。それぞれ強烈なキャラクターをもつ岩合家の家族たちを紹介している。

(*全3章の出展点数は、222「にゃんにゃんにゃん」となっている)

いわごう・みつあき
1950年東京都生まれ。19歳のときに訪れたガラパゴス諸島の自然の驚異に圧倒され、動物写真家の道を歩む。以来、地球上のあらゆる地域をフフィールドに、大自然と野生動物を撮り続けている。アサヒグラフの連載「海からの手紙」で第5回(1979年度)木村伊兵衛写真賞受賞。アフリカ・タンザニアに滞在し撮影した写真集『おきて』は世界的なベストセラーに。 2010年度より木村伊兵衛写真賞の選考委員。2012年からNHK BSプレミアム「岩合光昭の世界猫歩き」の番組撮影を開始した。

■岩合光昭写真展「ねこ歩き」
会場:日本橋三越本店新館7Fギャラリー
開催期間:2013年5月29日~2013年6月10日
営業時間:10時~18時30分(19時閉場)最終日は17時まで
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL:03-3241-3311
最寄り駅:三越前
※詳細はこちら

*関連イベント:5月29、30、31、6月1、2、8、9、岩合さんが登場するギャラリートークとサイン会を開催(各日2回、11時~、15時~)