山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。人気番組「情報ライブミヤネ屋」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。人気番組「情報ライブミヤネ屋」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
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世代を超えて愛される「東京會舘」(1922年創業)を代表するフランス料理「レストラン プルニエ」店は、34年に日本ではじめて鮮魚介専門フレンチとして誕生する。
世代を超えて愛される「東京會舘」(1922年創業)を代表するフランス料理「レストラン プルニエ」店は、34年に日本ではじめて鮮魚介専門フレンチとして誕生する。
開場当時から受け継がれる「舌平目の洋酒蒸 ボンファム」は、新鮮な舌平目のふっくらとした舌触りを、軽やかな味わいのソースでいただく一皿。
<br />営業時間:ランチ11:30~14:30(L.O.)、ディナー平日17:30~21:30(L.O.)、土日祝17:30~20:30(L.O.)※月曜定休
<br />東京都千代田区丸の内3-2-1 東京會舘 本舘2F
開場当時から受け継がれる「舌平目の洋酒蒸 ボンファム」は、新鮮な舌平目のふっくらとした舌触りを、軽やかな味わいのソースでいただく一皿。

営業時間:ランチ11:30~14:30(L.O.)、ディナー平日17:30~21:30(L.O.)、土日祝17:30~20:30(L.O.)※月曜定休

【「東京會舘」の伝統フレンチレストラン「プルニエ」と料理の写真がこちら】

東京都千代田区丸の内3-2-1 東京會舘 本舘2F

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、今年リニューアルした『東京會舘』。

*  *  *

「あれから東京會舘、行った?」
「行った、行った。やっぱり、すごく良かった」
「やっぱり風格が違う」
「ホスピタリティが最高」

 といった会話がこの2~3カ月、芸能人や業界人の間で頻繁に聞かれる。

 今回は春のお出かけ編だ。

 1月8日、エントランスや大シャンデリアなど創業時からの華やかな雰囲気はそのままに、レストラン、バンケット、ウェディングを有する複合施設としてリニューアルした『東京會舘』についての会話がなぜこうも聞かれるのか。そのワケは、昨年12月17日、多くの芸能人、業界人から出版関係者までを招いた盛大な晩餐会が開かれたからだ。

 バブルの頃と異なり、華やかな顔ぶれが大勢集うパーティーというのはレアだ。

 人間国宝・梅若実氏や、野村萬斎氏による開場記念神事能が披露され、厳粛なムードでスタートした会は着席で、フランス料理のコースがふるまわれた。

 だが、かつてワイドショーや女性誌を賑わせたパーティーセレブらが、顔見知りを見かけては挨拶に出向くので、後半は立食パーティーのように。さらには有名人による撮影大会のようになっていた。

 その後、参加者の多くがブログに料理写真やセレブの画像をアップ。

 それを見ての、「来てたのね」「会えなかったね」という会話もよく耳にした。それぐらい多くの有名人が集った一夜だったのである。

 年明け、著名なレストランジャーナリストらが取り上げていたのが『プルニエ』について。「日本のフランス料理」として顧客に愛されてきたメニューを、新シェフに就任した松本浩之氏が「伝統と革新の融合」をテーマに復活させたのだ。

 有名シェフの新たなチャレンジという括りでも紹介されている記事があったように、この松本シェフは乃木坂のフレンチの名店であり、ウェディング会場としても人気の『レストラン フウ』で料理長をしていた方。特にグルメな大人の女性客やフランスの方も彼の味を求めて集っていたのだ。

 その松本シェフが、「舌平目の洋酒蒸 ボンファム」をはじめ、伝統のメニューを進化させていると、プロたちが大絶賛しているのである。

 例の舌平目を始め、かつては鮮魚介料理の名店として有名だった『プルニエ』だが、松本シェフは新たに肉料理も用意。曰く、『東京會舘』の伝統メニューは「宝の山」だそうだ。

 有名人の予定表にも記されている『東京會舘』。春ならではの食事会場に是非!

『東京會舘』東京都千代田区丸の内3-2-1 東京會舘 本舘2F/営業時間:ランチ11:30~14:30(L.O.)、ディナー平日17:30~21:30(L.O.)、土日祝17:30~20:30(L.O.)/定休日:月曜

週刊朝日  2019年4月5日号