舞が滑り方やステップなどを子供たちに指示していたが、ついていけない子供も出てきた。すると、真央が一人ひとりに寄り添って、一緒に滑りながら優しく話しかけていた。うまい滑りの子には、それに合わせたより高い技術を見せていた。

 舞が指示を進めていると、真央が「舞!ちょっと早いよ!」と呼びかけ、子供たち全体に目配せしていた。この時の真央の対応力に、記者は指導者としてのセンスを感じた。

 イベントでは、来年2月の平昌冬季五輪のメダル候補である羽生結弦(22)や、ロシアのエフゲニア・メドベージェワ(18)がけがをしたことについての質問も出た。自身もけがに悩まされた経験がある真央は、こうエール送った。
「結弦くんも、メドベージェワちゃんも今まではすごく若くて、ガーって練習しても、けがもなかったと思います。でも、年齢がちょっとずつ上がってくると、けがとかも増えてくるので、今は無理をしないで直して、万全の状態でオリンピックに臨んでほしい」

 後輩も温かく見守れる真央ちゃん。指導者としての活躍をファンも待っているに違いない。(本誌・大塚淳史)

※週刊朝日オンライン限定

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?